まだまだリハビリ中。

セレッソも、私も、どちらもね。(ついでにインフルエンザ明けのモリシもw)

まあ、私がセレサポになってからかれこれ8年ぐらいが経ってますけど、開幕戦で勝てたのなんて2002年の対山形戦ぐらいしかないわけでw(しかも前年の成績はともかく、その年の山形の最終順位を考えれば、正直「さもありなん」と言わざるを得ないぐらい両チームには差があった)なのでおそらく今日も厳しい試合にはなるだろうな、とは思ってましたが。まぁ想定していた通りとはいえ、その中でも一番厳しい部分を突きつけられたというか。

とにかく、あれだけセカンドボールをことごとく相手に奪われてちゃ話にならない。あと、守備・攻撃それぞれに「ここぞ」というところでの判断がまずい。最初の失点はCKからだったけど、まあウチがセットプレーに弱いのはいまに始まったことじゃないけどorz でもそれ以前に、そもそもあれは「どうしてもCKに逃げなければならない」場面ではなくて、落ち着いてプレーできてればタッチラインに逃れられたはず。そういうところの甘さが最終的な結果に結びついた、気がする。

ただ、少なくとも前半の攻勢に出ていた時間帯とかは「あ、これは都並監督のやりたいサッカーなのかな」ってのがとりあえず見えたんで、それが見れたことだけはまぁいい、かな(去年の終盤とか、もうね・・・)。

前半のコケはかなりよかったね。もとよりアキやヨシトの代わりになんて到底なれないことはわかっているけど、でも今のコケにできるプレー、コケのストロングポイントを最大限生かそうと試みていたのはよくわかる。読まれたのかバテたのか、後半になって消えてしまったのは残念だけど、とりあえずコケが向かっている方向は間違ってない、と思う。

フルが消えてたのが気になるなぁ・・・あれだね、「J2のサッカーがわかってない」って感じ。って、これはほとんどの選手がそうだったんだけど、特にフルに対してそれを強く感じた。攻撃陣に関しては、今年はフルが生命線だと思うので、早く(悪い意味でなく)J2のサッカーに馴染んで欲しいんだけど。

反面、「あーJ2のサッカーわかってるなぁ」と思ったのが濱ちゃん。さすがに鳥栖での1年数ヶ月は無駄ではなかったか。やはりインフルエンザ明けのせいか、後半のモリシががたっとプレーの精度が落ちてたから、今日ならモリシに代えて濱ちゃん、の方がよかったように思う。で、今日はベンチにもいなかったのでどうしようもないんだけど、左サイドに堂柿。こないだの練習試合がめちゃくちゃよかったから、早くトップで見たいんだよねー。

できれば、2トップにデカシor塁+コケ&トップ下にフル&どちらかのサイドに濱ちゃんor堂柿、というスタメンを見てみたいんだけど、少なくとも当面は「スタートはボックス型中盤」で行くんだろうな都並監督は。

と、攻撃に関しては「ここをこうしてみたら」「この選手を加えてみたら」といろいろ想像もできるんだけど、守備に関しては・・・上でも書いたけど、試合全体を通してみたらそれなりにできているように(本人は)思えるかもしれないけど、大事な場面での判断ミスが目立つ。あと、特に気になったのは4バックの右側、前田−柳沢の間の意思疎通がまずい。早急に改善しないと、J2だからこそ相手の穴はことごとく突いて来るよ、敵は。

それにしても、ひとりでいい、スペシャリティを持った選手が欲しい。決して外国人でなくてもいいけど、守備もしくは攻撃で「こいつだけは安心して見ていられる」という選手がひとり欲しい。



あと、今日の試合を見た誰もが思っていることだろうけど・・・


今日のスパイクを選んだスタッフ、一歩前に出ろ。


明らかに合ってなかったろ、芝に・・・セレッソの選手だけ、つるつる滑りまくってたし。あれは今日の敗戦の「原因」とは言わないまでも「遠因」ではあると思う。


それと、スタッフうんぬんつながりで言うけど、スタジアムをピンクに染めるための紙はいいとして、スモークやら花火やらにかける金があるなら、その金でもっとしっかりしたMDPつくれる会社に変えてくれ。なんなんだよ、開幕戦だというのにあの間違いだらけのMDPは・・・。

#実は間違い探しになっていて、パーフェクト回答出したサポにはもれなく素敵なプレゼントが、という仕掛けになってるならいっそ賞賛するがw

もうすぐ開幕

絶賛開店休業中の「りんでんばうむ」ですこんばんは。

先日、サポ仲間の呑み会に入れてもらって楽しいひとときを過ごしたのですが(私は呑めませんが)某ブログの中の人から「ずっと開店休業中なのは何故?」と正面切って尋ねられて回答に困りましたw

更新できなくなった最初の頃(昨年11月末以降)は、かなりネガティブな感情ゆえだったのですが、そういうあれやこれやも時間とともにだいぶおさまってきてまして、いまは開幕が楽しみな気持ちの方がずっと強いのですが・・・「はてな」を利用しはじめてから、こんなに長いこと「サッカーに関する文章を書く」という行為から距離を置いたことがなかったもので、いざ復帰しようと思ってもすっかり勘が鈍ってしまってロクなもんが書けないんですよorz(今年に入ってからの更新分を見てもらえれば一目瞭然)

なので、今日これから書く文章もどちらかといえば「リハビリ」の意味合いが強いと思いますので、内容的にはかなりグダグダですけども気にしない方向で。

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愛情のカタチ

2月になったことだし、ほとんどの選手の契約期間に合わせてw ここもそろそろ「開店休業中」を取っ払おうかと思ってたのですが、なんてこったいただいま仕事大詰め中ですorz なので、主に物理的もしくは生理的な理由(つまり常に眠いw)により、もうしばらくはこのままで。


今週末、セレッソのサポカン(だっけ?)が開かれるらしい。いや、正確にはサポカン後半戦、か。特に昨年のセレッソのありように対してやり場の無い怒りや失望をずっと抱え込んでいたサポにとっては、さすがに始動早々から選手や監督に嫌な話を聞かせるのをためらってしまう前半戦より、むしろこちらの方が本番と言ってもいいぐらいでしょう。ま、どっちにしても私は行けないのですが。もともと出かける用事を先に入れてしまってたのですが、現状だとそっちもキャンセルして休日出勤かもしれませんorz

というわけで、自分の感情・疑問を直接社長やらGMやらにぶつけることはできないのですが、まあ私ごときが考えていることなど、きっと多くのサポがより明確な形で考えておられることでしょうから、それはまぁいいです。

ですがひとつだけ、セレッソの上層部と呼べる人たちに言いたいことがあります。もし、まかり間違ってセレッソの関係者が今日のこのダイアリーを読むことがあったら、どうか彼らに伝えていただきたい、と思うぐらいに。


まずはこの映像を見てください。これは昨年の11/26、川崎フロンターレのホーム最終節の後に行われた長橋・今野・鬼木の3選手の引退セレモニー、そのオープニングです。


今でこそ「今野」と言えば札幌→FC東京今野泰幸だけど、元祖・今野と言えば磐田→川崎の今野章だったよねぇ・・・ということが言いたいのではなくてw

この引退セレモニーの話、試合があった日の翌日か翌々日ぐらいに人づてに聞いたのね。それはそれは泣ける映像だったと。どんなんだったのかなーと思いながら年を越したんだけど、昨日、セレサポの友人に会う機会があって、gdgdといろんな話をした中でそのセレモニーの話をしたんですよ。で、帰宅してからふと「川崎サポのブログとかでレポ載ってるんじゃないかなぁ」って思いついてぐぐったところ、レポどころか映像そのものがあったとw

・・・いやー、やばいね。川崎サポでもないのに泣きそうになる。ていうか、ある程度の年数以上、特定チームのサポをやってる人で、この映像に胸が詰まらない人なんているだろうか。特に「右」のくだりは本当に「くる」ね。(この曲を知らない若い人たちのために、とりあえずうたまっぷの歌詞にリンク。)こんな映像で送り出してもらえるなら、選手たちも選手冥利に尽きるってもんでしょう。


ところでこの映像、正直言ってあんまり費用かかってないよね、たぶん。必要なのは、とりあえずWin2000以上のパソコン*1が1台と、数年分の写真。一応、JASRACに支払う著作権料もいるのかなw それから、チームの歴史と選手、サポ、それぞれの思いをよく理解しているスタッフがひとり。最低限、それだけあればなんとかなるはず。たったそれだけのもので、多くのサポの心を揺り動かさずにはいられないセレモニーをつくりあげることができる。

そこで、セレッソですよ。近年のセレッソは、選手構成がはなはだいびつだったり、またやたらと大量戦力外・大量補強を繰り返している関係もあり「セレッソの選手として引退する」ケースが極めて少ない。ここ数年で、セレッソを最後に引退した選手というと、思いついたのが田坂、河野、山内、怪我に泣かされた廣長、そして昨年末に引退したヤナギ、ぐらいかな。

(もっとも、元セレッソで他所に移籍して数年プレーした後に引退した選手が、スタッフやスクールコーチとして戻ってくるケースがやたら多かったりもして、そっちに関してはむしろいいことじゃないかな、とも思ったりするわけですが、それはまぁ別の話なんで。)

例えば昨年のヤナギ。彼は、いかにも彼らしいプライドを貫いて、最終節が終わるまでは奥様であるあつこ姐さん以外の誰にも引退の決意を話してはいなかったので、私らサポも心の準備などほとんどできていなかったわけで、だからこれは全くもって仮定の話なんですが・・・もしそのことが事前にわかっていたとして、そして(どちらの結末であれ)セレッソの残留or降格の結論が最終節を前に決していたとして。

果たして今のセレッソは、そんなヤナギにふさわしい花道をつくり出せるだろうか。セレッソで数年間、第一線で頑張ってくれたベテランプレイヤーに対して、最大限のリスペクトの気持ちを持って送り出すことができるだろうか。

川崎のセレモニーの映像を見ていて、そんなことを思ったりしたわけです。



さて、セレッソの中の方々。

失ってしまったものを後から悔やんだところで、どのみち取り戻すことなんかできない。それはもう諦めるしかないと思っています。

だけど、これからセレッソを1から、いやゼロから再生していくにあたって、何よりも大切なことは「選手に心から愛されるセレッソをつくること」ではないですか?「このチームしか考えられない、このチームで引退したい」と選手に思わせるような、そんなチームでなければ、どうして強くなっていくことができますか?かつて浦和レッズを戦力外になった福田正博が、最後まで現役に未練を残しつつも結局「レッズ以外のユニホームを着てプレーすることがどうしても想像できない」と言って引退の道を選んだように。そしてそのためには、まずチームに直接携わっている人々が、チームを心から愛し、理解しなくてはならないんじゃないでしょうか。

別に、川崎の真似をして映像をつくれ、などとは言ってませんよ(ホームページを見てもわかるように、あそこのスタッフはちょっと独特な傾向があるようなので、真似しろったってできやしないw)。だけど、少なくとも昨年1年間を通じて、スタジアム内での運営やらイベントやらのひとつひとつから、セレッソに関わっている人たちのセレッソに対する愛情というものを、ほとんど感じ取ることができなかった(西川君のように、個人レベルで頑張っているなぁと思う人はいたけど。つーか、西川君だって厳密には「中の人」ではない)。試合に勝てないから、というだけでなく、むしろそういう部分の方がより大きな要因で、去年の途中からは正直言って長居に行くことがかなり辛かった。サポですらそうだったんだから、ましてそういうチームと直接接している選手や現場レベルのスタッフは本当にきつかったんじゃないかと思います。

もちろん「いやそんなことはない、我々もスタッフも、本当にセレッソを心から愛しているんだ」と反論されるかもしれない。だけどね、伝わらない感情なんて存在しないのと同じ。伝えようとする努力が実らないのは、努力の方向が決定的に間違ってるからじゃないですか?本当に努力しているならば、ですがね。


少しぐらい拙くてもいい。試行錯誤でもいい。まず、あなた方の本気の「愛」が周囲に伝わるようなチームづくりをしてください。選手やサポに「セレッソ愛」なんていう言葉を使うのは、その後の話。あなた達が本気で愛してないものを、人に対して「愛してくれ」だなんて言っていいはずがないからね。



と、ここまで言っておいて最後にこれを言うのもなんだが・・・この手の映像でBGMに「M」を使うのはあまりにも卑怯すぎるぜ川崎!(ノД`)

*1:もしくはMacOS9ぐらいでしょうか。林檎使いじゃないのでその辺はよくわからない。

マジック7

名波 祥江さん(ななみ・よしえ=サッカー元日本代表・J2東京V名波浩選手の母)20日死去、64歳。静岡市出身。葬儀・告別式は25日午前11時から静岡県藤枝市立花3の4の2、やすらぎホール藤枝で。喪主は夫元一(もといち)氏。

びっくりしました・・・。

昨日、ヴェルディの新体制記者会見があったそうだけど、名波の表情がすごい暗かったのが気になってたんだよね。セレッソに来たときのギラつくような目とはあまりにも対照的で。今年は敵に回る相手だけど、だからこそ、ちょっとイラッと来た。おいどうした名波、最終的にそこでのプレーを選択したのは自分自身だろ、もっとやる気見せろよ、まだ燃え尽きちゃいねーだろって。そしたら・・・こういう事情で。

もう危なかったんだね、あのときは。おそらく前の晩はほとんど眠らず、ギリギリまで病院にいて、記者会見のために駆けつけて、終わったらとんぼ返りしたんだろう。そりゃあ、生気のない顔してても仕方がない。

名波オフィシャルの掲示板に名波本人からの書き込みがあるんだけど、何よりも「間に合った」ことには少し救われる思い。最大のライバルでもあった澤登の引退試合に出れなかったことも無念ではあったろうけど、でも今は「最後の親孝行」をしっかり尽くしてあげてほしいと思う。

それから、セレッソと同じJ2であるヴェルディでのプレーを選択したのも「病院への距離」が理由だったんだそうで。そういう事情では仕方がないよなぁ、と思うんだけど、同時に、そういう選択をして、さぁ新しい一歩だ、と踏み出したその日に亡くなられた、ということにも因縁を感じてしまう。よくよくセレッソとは縁がなかった、というべきか。それでも数ヶ月間セレッソに籍を置いてくれたことに感謝。

今年1年、敵同士になってしまうけど、でも「最後の一花」となる素晴らしいプレーをしてほしいなと思う。もちろんセレッソ戦以外でw まぁ、長年の敵というか、私個人にとって「最も打ち破りたい敵」だった期間があまりに長かったから、敵に回すこと自体には何のためらいもないわけですが。むしろ去年後半、「名波浩セレッソにいる」という事実に、最後の最後まで馴染めなかったぐらいだから・・・ww

頑張れ、名波。私も頑張るよ(何を?)

20番

@えすぱ様ファンの皆様はじめまして、セレッソを応援してる(ぽい)「りんでんばうむ」です(はぁと)

#小心者なので、あちらからのアクセス数にびびりまくってますw

個人的に、清水エスパルスというチームは結構、いやかなり好きだったりします。エスパサポの友人がいることもありますし*198〜9年ごろのエスパのサッカーが好きだったというのもあります。そりゃ最後までセレッソにいてほしかったのが本音だけど、こうして決まってしまったからには、是非ともエスパサポの方々にも愛される西澤明訓であってほしいと心から思います。

ただ、

今までもこれからも、アキを一番愛してるのは俺達セレサポだからなコンニャロー!(;´Д⊂)

ぐらいは言ってもいいよね?w


ところでそのアキなのですが、

新体制発表が行われたが、C大阪から移籍した元日本代表FW西沢は、内科疾患による検査入院のため欠席。

・・・悩みすぎ?

どうやら昨日のエスパルスのファン感にも来てないみたいだし(何やらされるのかと思ってちょっとwktkしてたのはここだけの秘密だw)まだ退院してないんですかね?

まあもともと足首の手術明けだし、当面は別メニューだとは思いますが、でも早く元気になってくれよアキ。エスパサポのためにも、セレサポのためにも。



ところで、アキの抜けた今年、背番号20番を一体誰が背負うんだろうと、それはそれでわくわくしてるわけですが、その第一候補はやはり「デカモリシ」こと森島康仁選手だと期待しておりまして(はい、いろいろわかってて言ってますよw)

多田大介選手の公式ブログにそのデカモリシの話が載ってるわけですが。

・・・・・・・・


アホだww


えーと、アキに関しては正直、いろいろな思いが交錯しすぎて、この喪失感は永遠に埋められないと思いますが、ヨシトに関しては、残留してもらえなくて残念だという気持ちはもちろん強いものの、自分自身の心に空いた穴は案外早く埋められるような気がしてきました。

早い話、「アホの子」枠だwww

*1:http://www.nihondaira.com/index.php?ID=197 さりげないお気遣い感謝。

ちょうど波のように さよならが来ました

「郷愁」という言葉がある。



大阪で生まれて大阪で育ち、数年前に長期出張で3ヶ月弱ほど福岡に滞在したことがあるだけの私には、その感情はわからない。

確かに、福岡にいた頃の私はずいぶんと心身ともに不安定だったが、それが「郷愁」だったのかと言われると違う気がする。当時の私は「大阪」という「場所」を思っていたわけではなく、ただもう無性に友人達が恋しかっただけで、逆に言えば友人達に会えるのなら別に大阪でなくても、福岡でも東京でもどこでもよかった。

それほどまでに「帰りたい」と思うその気持ちが、だから、私にはよくわからない。



決して、わからないからと言って彼の決意を否定するわけではない。いや、わからないからこそ、最終的には引き留められないだろう・・・と思っていた。そう、2004年のシーズン終了後、最初にこの話が出たときから、いつかはわからないけど、でも確実に「その日」は訪れるのだということを、私は、私達は、知っていたのではなかったか。ただ「その日」が1年でも、1日でも先に延びてくれればいいと、半ば怯えながら祈っている日々だったのではなかったか。



ひとつだけ声を大にして言いたいのは、彼は決してJ2を忌避して移籍するわけではない、ということ。前のときも、さらにその前のときも、セレッソはJ1にいたし、それでも彼は移籍を口にした。あちらのサポさんには縁起でもない話で申し訳ないが、もしこちらがJ1であちらがJ2だったとしても、やっぱり彼は移籍を望んだのだろう。そうして3度目のオフ、もう彼を引き留めきれなくなったそのときが、たまたまこちらのJ2降格とぶつかったに過ぎない。

(これは推測でしかないけど・・・もし昨年、セレッソがJ1に残留していたら、逆に彼の移籍はもっと早くに決まっていたのではないかと思う。降格したから、降格させてしまったからこそ、彼は最後の最後まで悩み続けたんじゃないだろうか。)



彼をとりまくいろいろな事情とか、彼自身の思いとか、そういうのがもう、セレサポならば誰しもわかりすぎるほどにわかってしまう。だから、彼に対して恨みつらみの感情なんてかけらほどもない。悲しいけど、ただひたすら悲しいけど、でも同時に、本当に心の底から感謝してる。それはもう、どんな言葉でも表現しきれないほどに。



しかし同時に、これは私と彼との別れの瞬間でもある。



最初の移籍騒動のときから、私はずっと心に誓っていることがあった。

「もし彼が望みどおり移籍したら、その先、私は彼の姿を決して見ない」と。

彼のいないセレッソを見ることはまだ耐えられる。2001年がそうだったのだし。だけど、よその(Jリーグの)チームの一員になってしまった彼を見ることはできない。よその(Jチームの)ユニを着た彼の姿だけは、絶対に見たくない。

だから、移籍してしまったら最後、そのチームの試合や映像だけは、絶対に見ない。幸か不幸か、今年はそういう機会は(少なくともリーグ戦の間は)ないけど、それこそセレッソと対戦するときは、私は、アウェイはおろか長居にすら行かない。そういう覚悟でいた。

パルちゃんショーだけはちょっと惜しいけどw まあ@えすぱ様が挙げてくれる動画で満足しておきますか。)

だから、私の中の「彼」の歴史は、今日で終わり。彼はどこかのチームで、それなりに元気にやっているらしいけど、でもその姿を私が見ることはない。



アキ。

今まで本当にありがとう。私はもうあなたに会うことはできないけれど、どうかいつまでもお元気で、そして1日でも長く現役生活を続けてください。矛盾しているように聞こえるかもしれないけど、これは私の偽らざる本音です。






・・・というような文を、帰宅したら書こう。と思っていたのが今日の夕方まで。実はこの時点で、私はオフィのニュースはおろか、スポーツ紙の記事すら満足に読んではいませんでした。今朝起きてすぐに京ぽんでセレスレをチェックして、それで事足りたから。今日に限っては、新聞にどんな記事が書かれているかはまったく問題ではなく、残留か、移籍か、どちらに決まったのか、その1点だけを知ればよかった。そして見たくない方の結論だった、と。

おそらく、まともに記事やらオフィの発表やら読んだら仕事にならなくなるだろうと踏んで、ともかく今日は可能な限りその手のニュースを見ないように努めた。まあ、他に気になることもあったんで*1、時々セレスレだけはチェックするようにはしてたけど。これまた幸か不幸か、今週は仕事がちょっとしたヤマ場で、忙しいってほどではないにしろひとつひとつの作業に、足りない脳みそをかなり絞らされるんでw 休憩とかトイレとかそんなとき以外、余計なことは考えずにいられた。

それなのに、そこまで気を配ったのに、定時の業務時間が終わる直前、ついうっかり読んでしまった・・・オフィに掲載された、彼の言葉を。

私、西澤明訓セレッソ大阪を退団し、清水エスパルスに移籍することになりました。高校を卒業して12年、サッカーは勿論のこと、人間としても多くの成長をさせていただいたこの大阪という街、セレッソというクラブに心から感謝しています。今回の移籍に関しましては正直悩み、たくさんの方々に相談もしました。そして、地元である清水でプレーすることに決めました。セレッソでは本当に素晴らしいチームメイト、クラブ、サポーターのおかげで、たくさんの貴重な経験をさせていただきました。自分としては、8番の大きな背中を追いかけて、好き勝手にやってきただけですが・・・ 。これからは、これまでの経験をいかして、セレッソに負けないように全力でやっていきたいと思っています。本当にありがとうございました。 AKI 20


・・・いやあ、やばかったねw つーか、トイレ駆け込んでちょっと泣いたものww 今日だけは「冬でよかった」と思った・・・目が潤んでても「ああ、風邪気味なんだな」って思ってもらえる。

で、これはもう完全に仕事にならんと踏んで、今日は定時でさっさと上がってきました。帰宅して、ごはん食べて、だいぶ気持ちも落ち着いて、ようやくいまこれを書いている次第。



上にも書きましたが、もうずっと覚悟はしてました。覚悟は。だけど、こうしてアキの思いを読んで、しかもそれが「サポに直接伝えたいから」ということで、マスコミの人達へのコメントという形ではなく、アキ自身が考えに考え抜いた言葉、そのひとつひとつが私の涙腺をあっけなく緩めた。

アキが大阪で過ごした時間は、決して幸福なものばかりではなかっただろうと思う。それでも、アキは大阪を、セレッソというチームを最後の最後まで愛してくれた。そのことがわからないサポなんていない。こんな情けないチームに(J2降格したって意味ではなく)なってしまって、誰に見捨てられても仕方がないセレッソを、それでも彼は愛してくれている。その事実がまた、私を悲しませ、同時に勇気付ける。

アキは、セレッソが本当に好きなんだ。ただ不幸なことに、それが彼の愛する故郷のチームではなかった。そういうことなんだろう。



ごめんなさい、「移籍したアキにはもう会わない」なんて、そんな誓いはいますぐ撤回。あなたがこれからもセレッソを思ってくれるなら、私もあなたから目を逸らさない。違うユニを着たあなたのことも、とても痛いけど、苦しいけど、でもちゃんと見守るよ。いつか、来年ではないかもしれないけど、いずれもう一度セレッソがJ1に戻れたら、長居にも日本平にも行くから。

だからどうか、その日までは現役でいてください。ボロボロな身体で、苦しいことが多いかもしれないけど、私達が胸を張って会いに行けるその日まで、どうかそこに「しがみついて」いてください。



ところで、アキの文章からわかることがもうひとつ。

セレッソでは本当に素晴らしいチームメイト、クラブ、サポーターのおかげで、たくさんの貴重な経験をさせていただきました。自分としては、8番の大きな背中を追いかけて、好き勝手にやってきただけですが・・・ 。


たぶんそうだろうとは思っていたけど、アキにとってやはりセレッソ≒モリシで、だからこそ今回のこともギリギリまで悩み続けたんだろうな。(「大きな背中」ってとこは、彼なりの最後のジョークのつもりかもしれないけどw)「尊敬する選手:森島寛晃」ってのは伊達じゃなかった。

ひとつだけ心配なことは・・・アキのこの決意は、アキ自身の口で、直接モリシに伝えたんだよね?間違っても他人任せで伝えてもらったなんてことはないよね?本当なら16日に結論が出るはずが1日延びたのは「アキの要望で」ってことだったから、その「空白の1日」は、誰よりも先にモリシに伝えるための時間だったんだよね?そこさえちゃんとしててもらえれば、もう言うことはないです。



それからそれから、最後にひとつだけお願い。あと1回、いや正確には2回、2試合だけ、セレッソのユニを着て長居に来てください。

それがいつのことになるかはわからない。どちらも可能な限り遠い未来であることが望ましいけど、でもいつかは絶対に来る「その日」。そのときだけは、もう一度「セレッソのアキ」に戻ってください。できれば背番号は「9」がいいな(古橋には申し訳ないなと思いつつ)。



後はもう、本当に見守ることしかできないので。

清水サポの皆さん、私達がこんなにも愛した彼を送り出します。どうか温かく迎えてください。長いこと私達が無理を強いてきたせいで、今は満身創痍の状態ではありますが、清水の温暖な天候の下で少しゆっくりと療養すれば、再び頼もしいセンターフォワードとして君臨できると思います。何より、彼自身がこんなにも愛したセレッソというチーム、そしてその象徴である唯一無二の相棒を置いてまで帰りたいと願った故郷です。どうか「帰ってきてよかった」と思わせてあげてください。

アキを、西澤明訓を、どうぞよろしくお願いいたします。



できれば、その・・・そちらでは「アキ」以外の呼び名で呼んでくれれば嬉しいな、とか思ったり思わなかったり・・・(ぼそぼそ)

*1:「気になること」の一例:千葉ちゃんの復帰。こんな日だけど、おかえり千葉ちゃん。

2007年になりました。

明けましておめでとうございます。

・・・その石を投げるのはせめてこれを書き終わってからにしてくれませんかorz



えー、もしかしてもしかすると、この2ヶ月近くの間、ちょいちょい様子をのぞきに来てくださった方がいらっしゃるのでしょうか。本当に申し訳ありませんでした。「むしろこのまま永遠に沈んどけや」と思ったアナタの方がきっと正しいw 最後に書いたのが、名古屋戦のときですか。ははは、もう遠い記憶だ。

その後、大宮戦、川崎戦とあったわけですが、ちょっとその・・・チームに対してとか、それをとりまく環境とか、そんなこんなのいろいろなものに対して、ものすごく、その・・・陰鬱とした気持ちになってました。ポジだとかネガだとかそんなチャチなもんじゃあ断じてねえ(以下略)

実のところ、このまま辞めます宣言してここを閉じちゃおうかと思わないでもなかったのですが・・・今更ですが白状しますと、昨年の夏ごろから(名波が来るより前)辞めちゃうことを真剣に考えていて、でも今(その時点ね)辞めるとただ単に逃げたようにしか見えないだろうし、それはあまりにシャクだからってんで

「今年、セレッソがJ1に残留したら◎を閉じよう、万が一そうならなかったらそのときは仕方ない、続けよう」

という、まあわけのわからない賭けをしていたんですよw しかもそれを、よせばいいのに川崎戦後のセレサポつながりな方々と現実逃避的飲み会をやってるときに自らバラしてしまったので、辞めるに辞めれず、しかし何かを書こうとすると恐ろしいくらいに深く、冷たい感情が噴き出してきて、結局何も書けないまま今日に至ると。


正直言って、いまだに陰鬱としてます。J2だからとか、自分の好きだった選手達がチームを離れていくからとか、そういうこともあるんだけど、もっと深いところで根付いてしまった、このどうしようもない感情を、ここに至ってもなお持て余しています。本格復帰までにはもう少し時間がかかりそうですが。まあ、キャンプインまでにはなんとか。


そんな状況で、一時的にも復活してこうして文章を書いているのは・・・もちろん「ヤツ」の件があったから。

まあ、覚悟はしてました。川崎戦、あの最後の笛が鳴ったその瞬間から、ああ、来年はもうヤツはここにいないんだろうなって思ってたし。なので、ショックはないです。ただ、淋しくて、そして悲しい。それだけ。

だけど、不思議なもんで・・・こんなにも淋しくて、悲しいんだけど、でも決して心の底が冷たくはならない。チームのことを書こうとすると、氷が張る寸前の池みたいな状態になるのに、ヤツのことに関してだけはまだ、どうにか温かい感情を残していられる。


後日、もう少し気持ちの整理がついた頃に、改めてなんか書くかもしれません。やっぱり書かないかもしれませんw ただ、ヤツに対してこれだけは言いたい。



この先、何があろうと決して後ろを振り返るな。懐かしむなど言語道断だ。

だけど、決して忘れるなよ。