更新休止のお知らせ。

半月あまり更新停滞していて、昨日久々に鳥栖の感想を書いた矢先にこんな話で、ただただ申し訳ないのですけども。



昨年からおぼろげに感じていたことではあるのですが、要するに今のセレッソのフロントの人たちにとって、サポというのは「とにかく金だけ落としてくれればそれでいい」という存在なのであって、選手の後押しとかホームの良い雰囲気づくりとか、そういうものは(本音の部分では)大して必要としていないんだと思います。

だってそうでしょう、サポがチームを応援したいと心の底から思えるのは、選手やスタッフのみんなと、それぞれ立場は違えども気持ちをひとつにして、目標(それが優勝であろうと昇格であろうと、あるいは「前田祭り」であろうとw)に向かって一致団結して進んでいこうと、そういう気概を感じられるときに他ならないのであって、でもあの人たちは、私らがチームや選手に対してどんな考えを持ち、どんなチームであって欲しいと願っているのか、それを全く知ろうとしていないのだから。彼らが興味を持っているのはサポの財布だけであって、気持ちではないんだろう。



「りんでんばうむ」は、ここ「はてな」に移ってきたのは2004年の開幕前でしたが、その前身とも言える存在は2002年、つまり前回のJ2降格中にスタートしました(当時はいちいちhtmlタグを直打ちで書いていた、いま思えばよくあんなめんどくさいことしてたなw)。ときは日韓W杯の直後。日本中が、ここ日本(と韓国)で行われたサッカーの祭典に熱狂し、トルシエ・ジャパンの闘いぶりに声が嗄れるほど歓喜し、無念の涙を流し、世界中のスーパープレイヤーのプレーに感嘆の声をあげた、あの熱いお祭りの波が去っていった頃です。

「せっかく、これほどまでに日本中の人が『サッカー』に興味を持ってくれたんだ、この視線をそのまま『Jリーグ』にひきつけて、次は日本のプロリーグを盛り上げようじゃないか」

そんな呼びかけを始めた、とあるJチームのサポさんがいらっしゃいました。その呼びかけに呼応するように、当時の有名なサポーターサイト、当時流行していた呼称で言えば「凶悪系」(w)のいくつかが、自らの応援するチームを丁寧に解説していく、そんな動きがあったのですよ。

しかし悲しいかな、当時セレッソはJ2。一応、トルシエ・ジャパンではモリシやアキが必要不可欠の存在として定着し、特にモリシは長居スタジアムでゴールを挙げて「ワールドカップ・スコアラー」となりましたが、セレッソというチーム自体の知名度は全然高くなかったし、マスコミに取り上げてもらう機会もJ1チームに比べると圧倒的に少なかった。(もちろん、当時のJ2チームの中では群を抜いて注目度は高かったのですが。)

私が大好きなセレッソ大阪というチームを、ひとりでも多くの人たちに知ってもらいたい。サポになってくれ、とまでは言わないけど、まずは興味を持ってもらいたい。

そんな気持ちで始めたのが「りんでんばうむ」。チームが何度「優勝」の2文字に手が届きそうで届かなくとも、せっかく昇格したのにたった4年でJ2に舞い戻ってしまっても、その気持ちだけは揺るがない。そのつもりでした。



もちろん、今、こういう事態になってしまっても、私自身はセレッソが好きです。本当に好きです。

だけど、今のセレッソを、多くの人たちに知ってもらいたい、興味を持ってもらいたい、とは、悲しいかな、どうしても思えない。むしろ、見ないで欲しい、無視しておいて欲しい、とすら思ってしまう。そんな私が書く文章は、セレッソにとって決してプラスとはならないと思います。それに、フロントの人らも「サポの力」を(財布以外には)必要とはしていないんだろうしね。


「りんでんばうむ」は、ここでいったんお休みをいただきたいと思います。



こんな私の文章を読んでくださっている皆様、いつも本当にありがとうございます。メールであれ直接であれ「楽しく読んでます!」と言っていただけるのは本当に嬉しかったし、励みになりました。「勉強になります!」とか言われると、ひたすら恐縮していたたまれなくて身を縮こまらせておりましたw それがこんな形で「しばしのお別れ」を申し上げる羽目になってしまったこと、本当に申し訳ないことと思っております。

お詫びになるかどうかはわかりませんが、これだけはお約束させていただきます。これが最後の更新とするつもりはありません。

いつか、それがいつになるのかということは明言できないのですが、また私の中で「セレッソ大阪というチームを多くの人に知ってもらいたい、興味を持ってもらいたい」と、そういう意欲がムクムクと沸いてきたら、必ず復活します。いずれそういう気持ちになる日が必ず来ることを、私は知っています。なんせ、根がおしゃべりの人間なもんで、自分が好きなものについてはアツく語らずにはおれない性分ですからw


それから、当然といえば当然のことではありますが、私自身の「セレッソが好きだ」という気持ちは変わりません。これまでどおり長居に行きますし、時間と体力と金銭の都合がつけばアウェイにもお邪魔するつもりでおります。とりあえず、とっとちゃんリベンジだけはなんとしても!w(次は晴れろよ〜)


セレサポの皆様も、他サポの皆様も、どうかお元気で。次はスタジアムでお会いしましょう。



2007.05.07 春@りんでんばうむ