鳥栖に行って来た。

(ここ2週間ほどのあれやこれやに嫌気が差していたので、更新休止のお知らせでも出してしばらく逃亡しようかと思っていたのですが)せっかく久々にアウェイ遠征なぞ行ってみたので、その感想なぞ。えーと、佐世保バーガーおいしかったのですが、ちとスパイシーすぎて後からのどが渇きました。あ、そういうことではなくて?w


・・・まさかここでユンちゃんの絶妙スルーパスを見せ付けられる羽目になるとはorz しかも試合後、新幹線の都合があったので大急ぎで駅に向かう道すがらにユンちゃんのインタビュー(それも日本語)を聞かせられるとは、何とむごいアウェイの洗礼よ。


というのはさておき、後半だけで(私がカウントしただけでも)4回は最高の決定機があったし、他にもPA近くでのFKやCKなんかも合わせると、あの時間までに少なくとも2点は入れてなきゃいかんと思う。「押してる時間帯に入れなければ必ず痛い目をみる」というのは、サッカーの鉄則だよね。

個人的には、今日の交代枠の使い方についてはあんまり文句はないです。前半を見ていて「あ、今日の昇はヤバいなぁ、早めに代えないと」と思っていたし、中盤でのハイボールの競り合いにほとんど負けていたのも気がかりだった。もともと雨が苦手なのかもしれないけど、柿谷も今日は仕事らしい仕事はほとんどできなかった(ついでに言うと、外した決定機のうち1つは柿谷のもの)。

なので後半開始時にアレーと金が出てきたのも「あぁやっぱりな」って思ったし、今日のベンチメンバーを見れば残り1枚は絶対に柿谷→香川だろうと思ってたのも的中した。問題は、その香川が今日に限ってはミス連発で、しかもミスするたびにアワアワアワってなってたこと。(あれは・・・遠目で見た限り、PKだよね・・・)でも正直、仕方がないかな、とも思う。いまのセレッソで、柿谷の代わりになれる(可能性がある)のは香川ぐらいなもんだし。

現状のセレッソの選手層を見るに、柿谷や昇や香川がスタメン、またはそれを狙う存在になっていってもらわなければならないのは明らかだし、だけど彼らを継続して起用し続けていく限りは、今回の香川みたいな出来事は起こる。必ず起こる。それは監督が誰であろうとどうしようもないこと。

それを防ごうと思ったら試合経験豊富な選手を補強して起用するしかないけど、それをすれば香川が試合に出れなくなるわけで。


ただ・・・都並監督の采配に全く疑問がないかというとそういうわけでもなくて、例えば前述の「中盤でのハイボールの競り合い」って部分。今日のスタメン、中盤から前に関してはこの3試合は全く同じだったんだけど、前節の時点で「この中盤・前線だと、中盤でのハイボールの競り合いにはほとんど勝てないよ」ってのはわかってたことだと思うんだけど、それでもこのスタメンになってしまったのはどういう理由からなのかな、と。


アレーの評価は難しいなぁ。確かにアレーが入ることで圧倒的に中盤のボールを拾えるようになったし、ゴール前に上がってくるタイミングも抜群。ただ・・・シュートが入らないorz しかも、決定機を外したりミスをしたりするたびに明らかに意気消沈していく。もっと自信を持ってプレーしろ!と言いたいんだけど、アレーには日本語が通じないorz(せめて是がいれば、とは思う)アレーがスタメンで出れるレベルなら、とりあえず中盤の高さの問題はある程度解消されるんだけど。今日は、というかここんとこボランチが交代するときは必ず宮本を残して濱ちゃんを下げる、もしくはどちらかのサイドに移動させてアレー・宮本という形をとっているけど、アレー・濱ちゃんという組み合わせは駄目なのかな?(宮本の球離れの悪さというか、視野の狭さはいつか改善される日が来るんだろうか・・・確かに運動量はチーム随一なのでそこはありがたいんだけど・・・)

キム兄はいいね。かなりいい。しっかり身体を張ってボールをコントロールできるし、サイドに流れる判断も良。昇のコンディションが今日ほど悪くないことが前提ですが、昇・柿谷・フルあたりとうまく連携が取れるようになれば面白いと思う。とりあえず、次は昇か柿谷のどちらかをベンチで休ませて、スタメンで使ってみて欲しい。

個人的に考える「今年のセレッソなら、最終的にこういう形のサッカーをするようになって欲しい」というのが一応私の頭の中には(おぼろげながらも)あって、それに必要なピースが、少しずつ、少しずつだけど増えてきているようには思う。そういう意味では、次の試合が楽しみなんだけどね、私は。



雨のせいでとっとちゃんに会えなかったお(つД`)


本当は前節のときに書こうかどうしようかと迷っていたんだけど、丹羽のこと。

正直言って右SBとしての彼のプレーには(主に守備の面で)不満だらけではある。それは間違いない。

ただ・・・前節で、CBやボランチがボールを奪うたびに、彼が必ず前のスペースに向かって全速力で走っていたことに、気づいていた人はどれだけいるだろうか。せっかくいいスペースを確保しているにも関わらず、ボール保持者がそれに気づかず、バックパスや横パスばかり繰り返していた、ということも。

そんなプレーが幾度となく繰り返されたその後に、「丹羽、ちったぁ走れや!」という野次が聞こえたときは正直言ってがっくりきた。走ってたよ!あんたの目の前を何度も何度も走ってたよ!あんたが見えてないだけじゃねーか!!


よく「今日の○○は消えていた」という言い方をする。それこそ、今日の柿谷がそうであったように。だけど消えてしまうケースというのは、必ずしもその選手のコンディションだけが原因なわけではない。せっかく良い動きをしてもそこにボールが回ってこない、そういうことが繰り返されれば、必然的にその選手は消えてしまうわけで、そこを見もしないでハナから「あいつが悪い」と決め付けてしまっている、そういうことはないだろうか?


まあ、繰り返しになるけど、右SBとしての彼のプレーそのものは、及第点かそうでないかと言えば間違いなく後者だとは思う。SBとしてやっていくには、あの守備は致命的すぎる。とはいえ、前節の康太もたいがいひどかったので、康太を遠征から外したこと自体は納得なんだけど。

丹羽の適性から言うと・・・3-5-2の右サイドが合うのかな。それか、シャケと同じで4-4-2の右OMF?でもそれだと、どちらにしても今年のセレッソには居場所がないんだよなぁ・・・。