サッカー七不思議

本当はゆうべのうちに更新したかったんですけど・・・はてなダイアリーの鯖が死んでたっぽい。


で。


まる1日経ってみても、何でジェフに勝てたのかいまだによくわからないわけですが。(;・∀・)

まぁ、ウチの試合でさんざん見てきた「押しまくってるときに決めとかないと、後で強烈なしっぺ返し食らうよ」ってのをジェフ側がやってしまった、というのは確かにあると思うんだけど。

途中からブルーノがほぼ中盤に上がってたのは気づいていて*1というか、今週の紅白戦やら何やらの話題を見ると、3バックで臨むらしいと聞いてはいたんだけど、「むしろここでこそ4バックじゃないのか?巻が負傷気味である以上、どういう形であれ1トップでくることはほぼ間違いないんだろうから」と思っていたのですが、まぁそこら辺はさすがに考えていたらしい。

こちら側の3得点は、それぞれ良いゴールだったと思う。特に3点目のヨシトのゴールはいいね。決して誰かに反論するつもりで言うわけじゃないですが(笑)このゴールは「たまたま」でもなければ「ラッキー」でもない。シャケは「相手に当ててライン外に出すつもりで」足を出しているし、出た直後にあのスペースとフルの動きをちゃんと確認している。フルももちろん、ボールが外に出た瞬間にあのスペースを確認していたし、パスを受けながらちゃんとヨシトの動きを確認している。ヨシトもヨシトで、シャケがスローインを入れる時点で既に「あの位置に走りこめばほぼフリーになれる」ということをちゃんと認識している。つまり、シャケ・フル・ヨシトのそれぞれの意志が、少なくともあの瞬間だけはぴたりと一致していた。そういう意味では「完璧なゴール」と言ってもいいぐらい。(といっても、帰宅するまであのアシストをフルではなくアキだと勘違いしていた私が偉そうに言える立場でもないけど(笑))

ついでみたいな書き方になってしまって申し訳ないけど、MOMはもちろん3得点すべてに絡んだフルで文句なしだけど、裏MOMにはシャケを推したい。(しつこいようだけど)前半20分までの時間帯を除けば、実に積極的に千葉のサイドを切り崩してチャンスを量産していた。特に3点目につながったあのスローインを「もぎ取った」意志の強さ。シャケのシャケらしさを久々に見た気がします。ただ、これまでも何度かシャケの良いプレーは見ていて、だけどそれが次の試合につながらない、ということの繰り返しだっただけに、次は、いや次こそなお一層の奮起を期待したいところ。あとはクロスの精度。これはもう何年も言い続けてるような気がするけど(笑)

クルプニのゴールは、シュート自体はもう相手を褒めるしかない。あれは取れん。ただ、なんでそのシュートが打たれたかってことだよね。たしか是だったと思うけど、クリアがあいまいになってしまって、自陣でスローインを与えてしまったところからの流れ。あの時間帯(というか、それこそ前半20分まで)ひたすら攻め込まれる一方で、ようやくカットしてもクリアがいい加減でまた奪われて、のエンドレスループだったから、ああいうゴールはいつ入ってもおかしくなかった。くどいようだけど、この時間帯に1点だけで済んだことが最大のラッキー。

一番問題なのは、巻の(一時は)同点ゴール。ヨシトが入った瞬間、明らかに一瞬空気が緩んだ・・・ピッチ上も、スタジアム全体も。ああいうエアポケットを、それもホームでつくっちゃいかんね。もちろん、他人事ではなく、サポも含めて。



それにしても。最近ちょっと調子を崩し気味とはいえ、明らかに順位が上の相手に対して、1点だけ勝ち越している状態で、しかも交代枠を2つ残した状態で、最後の最後まで何も行動を起こさないというのはまったくもって理解できない。私のいた周辺なんて、ラスト10分ぐらいはそらもうめちゃくちゃ殺伐としてましたわ。「時間稼ぎしろ、その意志を示せ」と。むろん、そのひとりが他ならぬ私なわけですがw あの京都戦を生で見ていただけに、あの時間帯はもう気が気でなかったし、イライラしたし、むしろ激怒すらしてしまってた。

そりゃね、確かに危ういバランスのもとに成り立っていたリードだったから、単純に名波を入れればそれでいいって問題ではないと思う。でも、それにしたって、少なくとも後半40分過ぎたら、後はもう時間稼ぎに入らないといかんのではないの?それをピッチ上の選手だけがやるのではなく、ベンチワークも含めて、というかベンチがしっかりサポートしてやらないといかんのではないの?

例えば、終盤かなりバテ気味だった是に代えて名波(フルを左に出して名波トップ下ね。)。または、同じく是を下げてヤマタクor江添で3ボランチで中盤のスペースを消す。あるいは、最後は消えっぱなしだったアキに代えてデカモリシ(交代時にはせいぜい演技力を発揮してもらってw あちこち痛そうにずるずると歩いてもらう。)。ぱっと思いついただけでこれだけの手段が考えられる。重要なのは、その交代によって何らかの劇的な効果が発揮される必要はないということ。所詮時間稼ぎなんだから。うまくやれば1分近く消化することだって可能なはず。そういう手を打ちもせず、ただ疲労困憊の選手をひたすら見守るだけのベンチって、何の意味があるわけ?

勝つには勝ったけど、あまりにも選手に(無用・無駄な)負担を強いた試合だった。嬉しいけど腹立たしい。もうこんな試合するなよ絶対に・・・と言ってもまたやらかしそうだけど。


ところで、いくらなんでも「モリシのへなちょこクロス、あれは俺にしかわからない」なんて発言が何の愛情もなしに飛び出すわけないというか本気で言ってたらそれはそれで嫌だと思いますよヨコモコさん(笑)。

*1:正確に言うと、最初からあげる算段ではあったらしい。ただ、試合開始からしばらくの間は「うまくつかみきれずにうまくゲームコントロールできなかった」とか。試合後の監督インタビューより。