12年ぶりの快挙

日本、北朝鮮下し優勝 U−17アジア選手権スポナビ

シンガポール17日共同】サッカーのU−17(17歳未満)アジア選手権最終日は17日、当地で行われ、決勝で日本は延長の末4−2で北朝鮮に逆転勝ちし、1994年大会以来2度目の優勝を果たした。北朝鮮は前回に続き準優勝。

この試合、韓国のネット配信を利用して生中継でも見ていたし(途中からカクカクの紙芝居になったけど(笑))BSの録画中継も見ました。勝ったこともさることながら、前半終了0-2をひっくり返したその精神力の強さに脱帽。城福監督の交代策もものの見事にはまったし。

この試合の柿谷がほんとすごかった。1点目の個人技もすごかったんだけど、「うわぁ!!」って声が思わず出てしまったのは2点目のアシストになるスルーパス。の前の、独特なドリブルで相手DFを交わした瞬間。すげー!!

で、出場したすべての試合でゴールをあげ、16歳とは思えないほど卓越した技術で観客を魅了した柿谷が大会MVPという快挙。素晴らしい。

あ、突っ込まれる前に言っとくけど(笑)柿谷「だけ」が素晴らしかったわけではないよ。水沼*1や山田、岡本等のびっくりするほど豊富な運動量によるかき回しがあってこそ、柿谷が自由にプレーできたというのは当然ある。逆の見方をすれば、「柿谷がボールを持てば絶対チャンスをつくってくれる」という信頼があればこそ、水沼達は思いっきり無駄走りできているという側面もある。そこら辺は、「信頼感がないために無駄走りを恐れてしまう」事例を目の前で見せ付けられているセレサポだからこそよくわかりますわ、はっはっは。

・・・orz

そうそう、イラン相手のPK戦では、アジア杯の川口をも超えるネ申を降臨させたGKの廣永。彼も素晴らしかったね。あの活躍がなければそもそも準々決勝で敗退していたかもしれないわけで。今日も2失点とはいえ彼のミスではないし、他にも決定的なのを止めまくっていて、やはりネ申でした。ありがとう廣永。



それにしても、セレッソ的にはちょっと難しくなったなぁ。もちろん柿谷の活躍はめちゃくちゃ嬉しいんだけど、これで当分の間は柿谷が注目を集めざるを得ないわけで・・・(16歳でのプロ契約ということで、もともとそれなりには注目されていたけども)。浮わついてしまうとろくなことがないのは嫌と言うほどわかっているので、あまり周囲が騒がしくなるのも困りものなのですが。

頼むから「周囲の声に圧されてやむなくトップ出場」とかそういうのだけは勘弁な・・・本当にトップで活躍できるだけの身体になったか否か、慎重に見極めて欲しい。

*1:言うまでもなく、横浜Fマリノス水沼監督の息子さん。