Jリーグ選手協会WEBサイトのあれこれ。

突然ですが、Jリーグ選手協会(JPFA)のWEB内をいろいろと探ってみました。いや、すっげー久々にあれこれ見てたら、なんかネタ満載だったもんで(笑)

AFTER TRYOUT 1 ロッソ熊本 朝比奈伸福王忠世選手インタビュー(前編後編

昨年末のインタビューですので、この時点ではロッソ熊本は「地域リーグ」ということになっていますが、現在はご存知のとおりJFLです。
そのロッソで福王が頑張ってることは風の噂に聞いていますが、ロッソっていまJFLで4位につけてるのね。おお。ロッソはJに上がる気まんまんですから、もし2位以内に入れれば、ひょっとしてひょっとするのかも。ヨネもいることだし、ぜひともひょっとしてほしい。

そんなロッソが大阪で試合をするのはずーっと先、12/3(日)。佐川急便大阪との対戦で、残念ながら長居ではなく鶴見緑地ですが、行けたら行きたいっすねぇ。(J1は最終節が12/2(土)ですので、掛け持ち可能。)

この対談の中で一番嬉しかったのは、福王のこの言葉。

「僕はまだ21歳なので、Jリーグに戻れるチャンスはまだあると思っているんです。だから、この何年かが勝負です。若い時だからこそ、しっかりやらなければいけないということもわかっています。2年後、本当にこのチームでJリーグに上がれたらその時は23歳です。大卒1年目くらいの年ですよね。そのチャンスはまだあると思っています。他にも、いつ誰が見てくれているかわからないですから、試合や練習をしっかりやっていきたいと思っています。Jに戻れる可能性だけは自分で消さないように。それだけはしっかりやっていけるように。意志をしっかり強く持たなければやっていけないと思います。もちろん、このチームで上がれるのが一番いいです。…行く宛のない僕を拾ってくれたチームですから。ちょっとでもチームに恩返しというか、貢献できるようにしたいと思っています。全部含めて、今一番の目標はJリーグに戻るということ。それだけですね」

絶対に上がって来い。本当ならセレッソのユニを着てJの舞台で戦う福王が見たかったけど、他のユニでもかまわないから。もちろん、セレッソの対戦相手になった暁には、思いっきり笑顔でブーイングしちゃるから、覚悟の上でな!(笑)



C級指導者養成講座対談 名波浩VS望月重良

これはシンドリさんのために開いてくれたとしか思えない対談ですね(笑)まぁ、シンドリさんならばもうチェック済みかな。

名波は絶対S級取ってほしい。そしていずれは監督に。もちろんジュビロ。セレサポだけど、名波ジュビロを想像するとちょっとワクワクします。



Check & Check 藤本康太選手

これはある方に教えていただいたのですが、注目選手のひとりとして藤本が紹介されてます。私服姿を見ると、いかにも「イマドキの若者(おっとり系)」って感じ。しかし動画インタビューを見てると、おお、歳の割にはしっかりとしゃべれるのう、と感心。少なくともウチの最年長選手よりはよっぽどちゃんとしゃべれてるぞ!(笑)



Jリーグ選手協会総会・第23回代表者会議

5月28日(日)都内のホテルにて、Jリーグ選手協会総会・第23回目代表者会議が開催され、中山会長*1以下、各チームの支部長・副支部長が出席し、意見の交換を行いました。
議題は2005年決算・活動報告、2006年予算案・活動予定、法人化報告、移籍係数制度・報酬制度・契約制度について熱のこもった意見が交換されました。

ということなのですが、会議の内容は私らサポにはあまりわからない。わかってもしゃーないし。

ただ、この会議中の写真がサイト内に大量にアップされてますので、これはこれでなかなか楽しめます。

・・・でね、ちょっと気になったのです。

前田が支部長(選手会長だから)で吉田が副支部長のはずなのにこれじゃどう見ても逆です。*2

じゃなくて。

東京Vの「ピンク」こと高木はネクタイもピンクなのか。

いや、そういうことでもなくて。

やっぱり食ってんのか前田遼一。

だから、そうじゃなくって。(笑)

例えばこれ、あとこれ(の左ふたり)これもそうだな、それからこれとか、これに至っては吉田以外全員そうだな。

何が言いたいのかっていうと、上にもコピペしたとおり、これは「Jリーグ選手協会総会・第23回目代表者会議」という、いわばJリーグ選手会にとって唯一ともいえる「オフィシャルな」会合であって、その議題も当然オフィシャルなものですし、また「移籍係数制度・報酬制度・契約制度」あたりの内容は選手個人の権限にも関わる、とても重要なものであるはず。そして場所は都内のホテル(の宴会場のようだ)。

そういう重要な会合なのですから、いくら練習や連戦で大変な時期といえども、やはり服装もそれなりにオフィシャルであるべき、最低でもスーツとネクタイは必須だと思うんですよ私は。まぁ会議中は暑くもなるでしょうから上着を脱ぐのは仕方ないし、250歩譲ってネクタイを外すところまでは許すとしても、ジャケットの下が明らかにTシャツとか、そもそもジャケットすら着てないとかは・・・「それはどうなんだ?」と思うわけですよ。腐れ社会人(笑)のひとりとしてはね。(この時点ではまだ5月だから違うはずだけど)仮にクールビズだとしても、もう少しね、「それなりの場に出るための、それなりの格好」ってもんがあるはずじゃないですか。

(そこいくと、ウチはそういうとこの選手教育はちゃんと行き届いてるなと嬉しくなったのはここだけの話だ。)

ただ、まぁ、選手個人にあれこれ言うても仕方がないのかも。なんせ副会長である秋田豊選手@グラからしこのカッコだからなぁ(苦笑)しかも見た目とTシャツの柄があまり合ってねー(笑)



PLAYER'S INTERVIEW 吉田宗弘×江添建次郎選手

これでラスト。先ほどもちらっと触れましたが、今年のウチの選手会長は前田なので、当然選手会セレッソ支部長も前田ってことになりますね。そして副支部長が吉田、江添も同じく副なのか、あるいはヒラ役員なのかな?そんなよっしーとエゾの対談です。(ところで、支部長や副支部長がシーズン途中で移籍した場合は、選手会的にはどういう扱いになるんだろう?)

ところでこの「PLAYER'S INTERVIEW」って企画、セレッソだけじゃなくて実に13チーム分がアップされています。いずれも、対談には共通のテーマがあるようで、セレッソ編の対談の一番上にも書かれていますが

  • サッカー選手の社会的・金銭的地位の向上
  • サッカー界全体の発展と地域密着の深度と共栄していく関係

という2点に大体集約されているようです。

で、各チームごとのインタビューを読んでみたわけなんですが・・・

・・・

・・・・・・・・

吉田スゴス。

他の選手が選手あるいはチームと地域との関わり方、あるいは選手とチームとの契約制度についてのコメントに終始しているのに対して、吉田ときたら

残念ながら現在のJチームは、レッズが親会社から独立して運営しようという動きがありますが、ほとんどが親会社に依存しているんですよね。その中でも予算の少ないチームでは、例えいい選手であったにしろ年俸を抑えられている部分があると思うので、親会社の大きさがチームの年俸総額に比例しているのではないかなと個人的には思っています。

いきなりチーム経営の話からきたよ(笑)もちろん、契約制度の改善というのも重要ではあるんでしょうけど、まずチームとしての資金が潤沢でなければ、選手の金銭的地位向上にはつながらない、という、まぁ言ってしまえば「身も蓋もない」話ではあるのですが、でもこれが現実であり、真実でもある。

そして、

セレッソはJ1の大きなクラブと比較して予算が多くはないかも知れませんが、予算が少ないチームが優勝できないかというとそうでもないと思うんです。個々の努力などで埋め合わせることができるはずなんですね。全体の報酬ベースを上げていくためには、選手が自分たちの置かれている状況の中で結果を出すこと…ひとりひとりが頑張っていくことが大事だと思います。

言っていること自体は「ひとりひとりが努力して結果を残していく」という、至極当たり前のことなんですが・・・

「全体の報酬ベース」

自分ひとりの年俸ではなく、そのチームにとって選手全員に支払うことができる年俸の総額がいくらであるのか。どれだけ結果を残せたとしても、その総額を超えて年俸を増額させることは(原則的には)できないのだから、いかにその「チームとしての総額」を上げていくか。そんなことを意識してプレーしている選手が、いったいどれだけいるだろうか。

すみません、ちょっと私、よっしーに感動してしまった・・・私事で恐縮なのですが、いまの私は契約社員的立場で仕事をしているのですね。「社員」ではなく、選手という「個人事業主」として毎年契約更新を行っている吉田たちの立場と、そういう意味ではちょっと似ている面もありまして、なのでその、なんというか、ちょっと考えさせられましたね。そうだよね、まず自分が契約している会社に儲けてもらわないことには、私の契約金もそうそう上がるわけないんだもんねぇ。

それにしても、さすがは慶應義塾大学卒だけのことはあるなぁよっしー。ウチの最年長選手とはえらい違いだ。(まだ言うか。)




それと、セレッソ関係ではありませんが、清水の山西×青山対談もかなり面白いです。「選手会」っての組織が、選手個人に対して具体的にどんなアプローチをしているのか、何を目指しているのか、これを読むとすごくよくわかります。

というか、山西もスゴス。正直言って、こんなしっかりした人だとは思わなかった。(ひでぇなおい(笑))




ところで、

screenshot

5/31時点でのJFPA公式のトップがウチの選手だらけな件について。(笑)

*1:言うまでもなくゴンこと中山雅史選手@ジュビロのこと。

*2:江添も今年から選手会の役員になったそうですが、こちらはおそらく負傷中のため欠席と思われる。