乗り越えるべき壁

まぁ、土曜日の試合を見ていた時点からなんとなく察してはいたことですが。

C大阪浮上へ荒療治、清水戦「古橋外し」(ニッカン大阪版)

低迷するC大阪塚田雄二新監督(48)が、荒療治に出た。1日、大阪市内で3日のアウエー清水戦に向け調整。実戦形式の練習で、開幕から全試合に先発フル出場していたMF古橋達弥主将(25)を先発組から外した。エース西沢との2トップにはJ1初先発となるFW柿本倫明(28)を抜てき。17位に沈むチームを再建するため、主力でさえ定位置を保証せず、サバイバル意識を植え付けた。

「サバイバル意識」うんぬんはさておくとしても、ここ数試合の古橋が精神的にかなり「キている」ことはほとんどのサポの目に明らかでしたからね。決して古橋が他の誰かに劣ってるとかそういうことでなく、あえて言うなら「今後数年間のセレッソを背負ってもらう」ために、あえていま一度肩の荷を降ろしてみようと。外からチームを見てみることで、新しい発見もあるだろうし。

古橋は「ずっと(先発で)出られるほど甘くはないです。落ち込んでも仕方ない。次、出た時はやります」。再建へ、チーム内の競争意識が生まれた。

JFLという環境の中で長く戦ってきた男だ、1度や2度の挫折でへこたれるほどやわではないだろう。一度立ち止まって、大きく深呼吸して、周りを見回すことができたなら、もっと力強い歩みで再スタートできるはず。

ところで、その古橋に代わってリーグ戦初先発となる柿本。

西沢&柿本“ツインタワー”結成(デイリー)

カキ(柿本)が体張ってくれるからマークがきつくならない。前向いてプレーできるので得点は増えると思いますよ」と西沢が言えば、リーグ戦初先発となる柿本も「役割ははっきりしている」と自信を見せた。

あぁ、やっぱり「カキ」って呼ばれてるんだ。じゃあ正式に「アキ・カキ2トップ」って呼んでもいいんだね(笑)

冗談はさておき。日曜日のニッカンにはその柿本に関するコラム風の記事が載ってました。けっこういい記事だったのに、なんでそういうのをWEBに上げてくれないかなぁニッカンの中の人は(ぶつぶつ)

まぁ内容は、J1初ゴールに至るまでの苦しみというか、大分時代の恩師であるコバさんの誘いだったからこそセレッソに移籍してきたのに、結果的には自分が福岡戦の終盤でシュートを外してしまったことでコバさんが解任されてしまったようなもので、コバさんに申し訳ないみたいな気持ちでずいぶん辛かったとかなんとか、それもあってシュートを打つのが怖いみたいな気持ちにもなっていた、とか、そんな感じ、かな。

コバさんがいま、セレッソに対してどういう気持ちでいるかはわからない。(できれば、いまでもセレッソを愛しててくれればいいな、とは思うけど、でも「愛していてくれ」とお願いできる立場にもない。)ただ、少なくとも柿本に対しては「自分が引っ張ってきたようなものなのに、先に自分がいなくなってしまって申し訳ない」という気持ちと「なんとしてもJ1で活躍してくれ、結果を残してくれ」という気持ちで見守ってくれていると思う。だから、セレッソのため、塚田さんのためというだけでなく、コバさんのため、また「J1への挑戦」という夢を理解し、快く(ではないんだろうけど)送り出してくれた湘南と湘南サポ(とりわけFOOLさん(笑))のためにも、巡ってきたこのチャンスを是非つかみ取ってほしいものだ。

(余談:その記事のタイトル部分。私は知らなかったのですが、こんなの、いつから使われてました?まさか他チームの記事にも使うはずがないだろうから、各チームごとに用意されてはいるんだろうね。)