今年の桜はよく柿育つ桜
柿つながりで。(笑)柿本が「まさにいまが食べ頃の柿」なら、こちらは「品種改良で生み出され、現在育成中の新種の柿」ってところか。
柿谷曜一朗選手の海外クラブへの短期研修のお知らせ(セレッソ公式)
弊クラブ所属の柿谷曜一朗選手がイングランドプレミアリーグのアーセナルとイタリアセリエAのインテル(両チームともユースカテゴリー)に短期研修へ行く事になりましたのでお知らせいたします。
実は日曜日の時点でニッカンにすっぱ抜かれてたわけですが。(よくつかんだなぁこのネタ。)
こうやって海外から練習参加のオファーが来ると、即「移籍か!?」と大騒ぎする連中(つまりマスコミ)がいるわけですが、そもそもユース年代の選手をトップに引っ張り上げるからには、最低でも「サッカー以前に、きちんとした社会人としての言動を取れるように育成する」ことは、スポーツクラブとしての義務じゃないですか。サポに対してではなく、選手個人と、その保護者に対しての。プロになってまだたったの4ヶ月弱、トップの公式戦に出場はおろか、ベンチ入りすらもしたことがないという16歳の選手を放出するなんてこと、できるわけもない。
C大阪の16歳柿谷アーセナル等の練習参加(ニッカン)
西村GMは「正式な形で来たハイレベルな要請」と話したが、この時期の欧州移籍に関しては「クラブとしては完全にノーです」と認めない方針を示した。
ということですから、この件については「柿谷、いい経験を積んで帰れるよう、頑張ってこいよ」ということだけでいいじゃないかな。
今日、サテの練習試合があって、初めて「練習ではなく、試合に出場する柿谷」を見たのですが・・・確かにボールタッチやアイディアには、並みの選手がいくら努力しても習得することのできない非凡さがうかがえる。こんな選手、少なくともセレッソでは見たことがないし、他チームでもそうそういるもんではない。しかしその一方で、相手DFにまともに身体で当たりに来られると、やはり太刀打ちできないな、という印象も受けた。
いくら相手が年長といってもせいぜい3、4歳、しかも「アマチュア」の大学生でしかない。そういうレベルを相手にしてもこれなら、ましてJリーグで、もっと心身ともに充実した選手を相手にすることになったら、果たしてどうか。そう考えると、まだ柿谷を主力組として扱うことはできない。
でもものは考えようで「まだ足りない」ということは「それを身に着けた暁には、この選手はどこまで伸びるのだろうか」と想像する楽しみがある、ということでもある。いつか来るその日を楽しみに待つことにしよう。
そんな柿谷をもっと大きく育てるためにも、絶対J1に残留しなきゃねー(汗)