ベテランのタフネス。

試合について語る前に、ちょっとチラシの裏レベルのことを書かせてください。ただし大声で。




Jリーグさんよ、頼むから金輪際、年度末ギリギリの平日に試合を組むのはやめてくれ(激怒)




年度末締め関係とか新年度の準備があって、ほんと大変なんだよ・・・5月とか夏ぐらいの平日なら、なんぼでも行くからさぁ。




で、試合ね。はいはい、キックオフに間に合いませんでしたよorz 前半35分過ぎたあたりかな?で、到着していきなり気づいたのですが、

佐藤洋平がいない・・・・・・・・・

ちょ、なんで?ちゃんと17時過ぎに今日のスタメン確認したのに??と動揺してる間になんとなく前半終了。0-0。

ハーフタイムにようやく状況を把握。そっか、怪我か・・・でも交代で入ってる松井ってたしか、オランダWYに出場してたGKだったよね。けっこううまい選手だったような記憶が。

久々にロビーエクササイズを踊ってみた(笑)やっぱりこっちの方がいいな。身体が覚えてる。(覚えるなよ。)

後半。うむ、悪くはない。悪くはないがしかし、なんかもひとつ足りない・・・しいていうと、新潟戦のロスタイムあたりのサッカーをずっとやってる感じ。なまじ相手がメンバー落ちまくりで、こちらは比較的楽にボールを持ててしまうせいか、ちょっとボールを回しすぎてる感じ。もっと無理矢理にでもゴールに向かっていってほしい。

ようやく古橋が思い切ってシュートを打つも、これはGK正面。それから、たしか(ピンゴに代わって入った)山田のクロス?からアキのヘッド。これは絶対入った!と思って両手を突き上げてたのに、サイドネット・・・。

このままの展開がじりじりと続けばやばいな・・・と思っていた20分。右サイドからアキを経由して山田へと渡ったボールが、まるで磐田守備陣の間を縫うようにゴール前へ。そこへ、やはり守備陣の一瞬の隙を突いて飛び込んできたモリシ、完全に1対1。なにぶんにもモリシだから(苦笑)最後の最後でふかしてしまうんではないかと心配したけど、そこはさすがにベテランの落ち着き、GKの動きをよく見つつきちんとシュート。お見事。しかしゴール後のあの動きは何(笑)

このプレー、山田がボールを持った瞬間、いやおそらくは持つよりも前に、山田がモリシをちゃんと見ていたこと、そしてモリシも山田をちゃんと見ていたこと、それがあの見事なスルーパスにつながったのでしょう。山田は今年からセレッソに加わったばかりなんだけど、それでもそういうことがちゃんと「できる」のがベテランってことなんだろうな。

これで完全に流れはセレッソへ・・・とはいかなかったな・・・(苦笑)最後まで、攻めれるんだけど攻めきれない感じで、結局1-0のまま終了。あと1点取れてたら、もっと早くモリシを下げれたのに。

試合後の挨拶でも、見たところ、勝ったこと自体は素直に喜んでいるけれど、でも試合内容には決して満足はしてないぞって感じがありありと。そう来なくっちゃ。ガチガチに引きまくってたわけでもないのにシュート数7対6のゲームじゃねぇ(苦笑)

ただ、内容そのものは決して悪くはなかったです。ようやく4バック相手でも、サイドを基点として攻撃できる気配がしてきたぞ。ピンゴが1試合ごとに馴染んできてる。シャケが2試合続けてよいプレーができている!これはすごいぞ!(笑)

でも今日は何を差し置いても山田。たぶん寒さのせいだろうけど、ピンゴの動きは新潟戦と比べるとやや鈍い感じがあった。あのままピンゴにこだわっていたら停滞していたかもしれない流れを、山田がもう一度引き寄せなおした。というか、あのタイミングでピンゴを代える決断をしたコバさんの勝ち、とも言える。

さっきも少し書きましたが、山田は今年からセレッソの一員となった。もちろん、前所属の東京ヴェルディが降格の憂き目に合わなければ、彼がピンクのユニフォームに袖を通すことなど絶対になかったんだろうけど。

河村や柿本なんかと違って、ベテラン、それもひとつのチームの顔として扱われるほどの選手が他チームに移籍して、そこに馴染むっていうのは、ものすごく大変なんだと思う。いままでは、チームの人たちが自分に合わせてくれた。自分らしいプレーをすれば、それがそのままチームカラーにすらなった。でも今度はそうじゃない。チームの「顔」となる選手はちゃんと別にいて、その人のプレーがチームカラーとなっている。そういうチームの方に、自分を合わせていかなければならない。

それでも、山田はこうしてチームに馴染み、結果を残しつつある。逆説的な言い方になるけど、そういう努力を惜しまない選手だからこそ、山田はヴェルディの「顔」となれたのだろうし、ヴェルディサポも彼を愛してやまなかったんだろう。いい選手が来てくれたものだ。


それにしてもだ。

「あの」磐田に勝ったのに、あまり嬉しさが湧き上がって来ない・・・・・・・・。

カレンや西や菊池が悪いとは言わない。けど、私にとっての「ジュビロ磐田」っていうのはあくまで「圧倒的にうまく、そして強い」あのチームなんだよね、やっぱり。そしてその象徴が、名波であり、藤田であり、服部であり、そして中山雅史であると。

移籍してしまった藤田は仕方ないとしても、名波も服部も中山も出場していないジュビロ磐田に勝っても、それは私の勝ちたかった「ジュビロ磐田」じゃないのですよ。うん。*1

まぁ、このやり場のない気持ちはリーグ戦まで持ち越しかな。って、私は7月のヤマスタには行けないこと確定なんだけどさorz

*1:去年、長居で勝ったときは、服部はフル出場だったし、名波も先発で、その名波と交代で入ったのが中山雅史だった。