新潟戦でのゴール裏応援に関する「ばうむ」的一考察。

そういうわけで、次の試合はもう明日に控えているのですが・・・とにかく新潟戦でのゴール裏の様子を何らかの形でまとめておかないことには、反省点も何も見出せないだろうってことで、私なりにちょっとまとめてみることにしました。なお、あくまで「ばうむ」視点ですので、いろいろと注意の行き届いてないところがありますが、思い出せる範囲で頑張ってみます。


まずは見づらくて申し訳ないのですが、ゴール裏の図をドゾ*1

この図を元に、覚えている範囲でご説明していきます。

ご存知I4ゲート。いわゆる「帯地帯」ですね。ここの、ちょうどゲート真上あたりが、いつものコールリーダー氏が陣取っている場所だったと記憶しているのですが、この日はその「いつものコールリーダー氏」が前に立たないということで、スタンド最前列に、臨時のコールリーダー氏が立っていました。試合前に「不慣れな者ですけど、よろしくお願いいたします」みたいな挨拶をしておられました。

そのI4ゲートから、右にひとつ飛ばしてI2ゲート。「90分 選手達を応援しよう!」というダンマクがこのゲートのところに出ていたので、おそらくはこの真上あたりに応援隊(仮)*2が集合していたんだと思います。「屋根下」という話だったので、もっと上の方かと思っていたのですが、結果的にはこの位置になったようで。

おい、「思います」って何やねん、という突っ込みが来そうですが、そうなんです、私は結局この応援隊(仮)のところには行きませんでした。前の晩からいろいろ考えていて、「とにかくI4組と応援隊(仮)の間で応援がズレたらシャレにならないな」ということが一番気がかりだったんですね。それで当日、一緒に観戦する方々とも相談して、「じゃあ私らはI4と応援隊(仮)の間に行きましょう!」ということになりまして。結局、I3ゲート近くのどっかにいました(笑)

閑話休題。ここで特筆すべきは2台の太鼓。先に太鼓2の方ですが、こちらは応援隊(仮)の動きと呼応して「フルハウス」というグループのどなたかが持ち込んだものだそうです。そして太鼓1、こちらはいつも叩いておられる方。

結果論になりますが、臨時のコールリーダー氏がいたこと、太鼓が2台あったということ、そしてその2台の位置関係が絶妙だったこと、これらがすごく大きかったと思うんですね。太鼓1だけだったら、どうしてもI2の辺りで既に音のズレが生じていたのではないかと推測できますし、かといって太鼓2だけだと、まずスタジアムで叩くにしてはちょっと響きにくい音だったし*3、それを叩いていた方も、こういう場で叩いた経験というのはあまりないのではないか、という印象を受けました(あくまで遠目から見た限りですが)。場慣れしている太鼓1の方のブレない音があればこそ、太鼓2の方も安心して思いっきり叩くことができたのではないか、と推測しております。

I4の向こう側、つまりメイン寄りの方なんですが・・・ごめんなさい、私のいた位置からはほとんど見えなくて、そしてまたゴール裏事情とかには全然詳しくないので、どういうグループがいたのか、さっぱりわかりません(汗)でも聞いたところによれば「いつもその場所に集っているグループが、この日もいつも通りに集っていた」ようです。

逆方向、つまりI2よりもさらに向こうのSB席については、視界に入った範囲でしかわからないのですが、なんだか手拍子がすごく盛り上がってるなぁ、というのと、いわゆるSB声出し隊の人らが元気だなぁ、頑張ってるなぁ、と、そんな印象を受けました。




ところで、この日の基本的なパターンとして、

  1. 主にI4辺りを中心として、何らかのコールが発生
  2. それを臨時コールリーダー氏および太鼓1が拾う。
  3. 太鼓1の音に太鼓2が合わせる。
  4. 少なくとも太鼓2の音は、ほぼディレイなしでI2やそれより向こうまで届く。

という流れがうまくできていました(一部、I2から始まって逆ルートで伝わったコールもありましたね)。

臨時のコールリーダー氏と2台の太鼓、どれかひとつが欠けていても、あれほどうまくはいかなかったのではないか、と思っています。この日、一番大変な役目を引き受けてくださった、このお三方にまず感謝。

ただし、お三方の役割は言ってみれば「サポートのサポート」。サポートする人たちの意識がしっかりと高まっていなければ、彼らがいくら頑張ったところで空回りするばかりだったと思う。

I3ゾーンにいた私には、I4の人たちの声、I2の人たちの声、どちらも聴こえたし、どちらの姿も目にすることができました。どちらかがどちらかに遠慮することなく、かといって自分達だけで勝手に突っ走ることもなく、とにかく「ゴール裏は一体となって声を出そう、守り立てよう」そういう気持ちが、離れた位置にいてもピタリと合っていたのではないかと。うん、あれだ。「2つのゾーンのつなぎ役をやろう」なんて、私が傲慢だった(笑)つなぎ役なんかいなくても、ちゃんとつながってる。ちゃんと、互いが互いの存在を認識して、尊重してる。

そりゃあ、すべてがうまくいったわけじゃない。個人的には、後半開始してからしばらく、チームとしては押され気味だったにも関わらず、イケイケ系の歌を歌い続けているのはちょっと気になった(そして見事にその時間で失点した・・・orz)。だけど、試合前に心配していたのよりは、全然うまくいっていた。もちろん私自身も「チームのため、頑張って声を出すぞ!」って気持ちであの場所に行ったんだけど、自分で思っていた以上に声を出しやすい環境でした。それゆえに声を出しすぎて、家に帰ってからが大変でしたが(笑)

もちろん、誰よりもまず選手達が頑張ってくれたこと、早い時間に結果を出してくれたことが一番大きかった。けど、前節までの連敗で、自信を失いかけていた選手達にとっては、ひょっとしたらそれだけでは足りなかったかもしれない。どこかで不安になって、悪い流れになってしまったかもしれない。

「そうならないようにするための、ほんの少しのお手伝いはできたよ」と、そのぐらいは胸を張ってもいいんじゃないかなぁ。そう思います。




ここからは、本当に個人的な雑感。

私は、前節までのああいう状況の中で、迷って、悩んで、その結果としてI3ゾーンに行った。一方で、そんな状況下でも、あくまでI4という場所にこだわって、「いつも通りに」声を出している人たちがいた。あそこにいた方たちは、私とは違って、迷いなどなかったんだろう。選手を信じて、いつもの場所で、いつも通りに声を出して、いつも通りに選手の背中を後押しすればいい。自信を持ってそう言い切れるというのは、とても素晴らしいことだし、迷ってばかりの私からすれば、うらやましいとすら思える。

ただ、今回の動きがまったくなくて、ただ単に「いつも通り」応援しているだけだったら、ここまですんなりとうまくいったでしょうか?私は、そうではないと思います。

今回、応援隊(仮)の動きがあり、期待感が高まる一方で、果たして声が揃うのか?分裂になるんじゃないのか?といった不安もあった。この数日間、私だけでなく、応援隊(仮)に参加された方々も、「いつも通り」のI4にこだわった方々も、応援のあり方について、ものすごく真剣に考え続けたのではないかと思います。少なくとも私は睡眠時間が大幅に削られました(苦笑)

その「立ち位置の違いに関わらず、真剣に考えた」というところが、当日の意思統一にうまくつながっていったんじゃないかと思うんですね。もし、応援隊(仮)の動きを知らぬまま、当日いきなりI2の位置で応援しているグループができていたとしたら、I4組との間でうまく声を合わせることはできたのでしょうか。

「応援について、ひとりひとりが真剣に考えた」ということのきっかけをつくったという意味でも、応援隊(仮)の動きの意義は大きかったのではないか、と私は思っています。




おまけ。上の画像で、というか@チケットぴあの画像を見ていてすごく気になったのですが・・・

「サイドタンド」って何やねん(笑)

*1:@チケットぴあより抜粋してちょこっといじりました。

*2:特に名前がついていなかったので、今回はあくまで(仮)でそう呼ばせていただきます。

*3:たぶんこれは皮の調節でなんとかなるんじゃないでしょうか。私は太鼓というか打楽器についてはまったくのど素人なので、詳しいことはわからないのですが。