遅咲きの花一輪。

こんな時間ですが少しだけ更新。

セレッソが立ち直るために絶対的に必要なのは、プレーの良し悪しよりむしろメンタル面だと思ってました。それも、自信を持つとかそういうことではなくて、昨年の前半〜11月中旬までのような「最後の最後まで絶対に諦めない」という、凄まじいまでの執念。

で、今日の試合。1点目のゴール、ホーム側ゴール裏から見てると遠くて「誰?誰??」と思っていて、DJの西川君が「ただいまの得点は、20分!背番号9!!」と言った瞬間に「いよっしゃ!!!」と絶叫してしもた。我ながらうるせーサポだ(笑)

つまりね、名古屋戦ではGKの川島が神すぎたので仕方ないとしても、ガンバ戦、(横浜戦はまったく見てないから置いとくとして)浦和戦での古橋の消えっぷりがものすごい気がかりだったんですよ。技術面とか運動量という部分だけではなく、ぎりぎりまで食らいついていく執念、ひとつミスをしても自らそれを取り返しにいく気持ちの強さ、そういう部分こそが彼の持ち味だったのに、だからこそ今年のキャプテンに任命されたはずだったのに、どうしてしまったんだろうって。

でも今日のゴールは、最初のシュートがGKの野澤に弾かれたにも関わらず、もう一度飛び込んで打ったヘディング。そう、その「最後まで諦めない」強さこそが古橋達弥なのだよ。

ちと話はずれるけど、それにしても今日の野澤はすごかったねぇ。3失点だけど、全部GK的にはどうしようもないものばかりだったし、完璧に決まったと思ったシュートを何本止められたことか。特にアキの見事なオーバーヘッドを一瞬の反応で弾いたところなんか、最高にカッコよかった。しかもいい人だし(前半でアキ、後半でシャケが一時的に痛んでいたことがあったんだけど、どちらも野澤が心配して様子を見に来てくれた(笑))やばい、ちょっと野澤のファンになりそう(笑)

閑話休題。試合全体を通して見ると、反省しなければならないところがいくつもあるけど、とにかくいま一番必要だったものをようやく取り戻すことができたことが何より大きい。セレッソも、古橋自身もね。

それとそれと、今日のMVPは当然2ゴールの是ってことになるんだろうけど、裏MVPは文句なしでシャケだね。よく頑張った!!お前の必死さがチームに活力を与えたよ。ピンゴも今日はいままで見た中で一番よいプレーをしていたし、今日は勝ち負け以上に、選手ひとりひとりのプレーが気持ちよかった。時にはハラハラしたりもするけど、すごく楽しかった。

ようやく「2006年のセレッソ」の輪郭が描けてきたかな。まだ5試合終わっただけだ、これから1試合ごとに描き進めていこう。より力強く、そしてより細かく。




応援のことはまた明日。


今日はセレッソにとってとても重要な、どんなことがあっても勝たなければならない試合。

しかも新潟戦。

ということで、いまのセレッソに一番欠けているであろうものを持っている「あの男」を、今日は長居に連れて行くことにしました。

2004年の選手カード。年パスケースの裏側に入れていきました。

首から提げた年パスケースを、ことあるごとに掌の間に挟んで「ヨシト、頼む、セレッソに力を貸してくれ」と何度も何度も祈ってました。いやー、効果あるもんだねぇ。

試合が終わった瞬間、思わず年パスケースに向かって「ありがとう!ヨシト、ありがとなっ」・・・端から見たら「何をやってるんだあの人は」って感じだったんだろうな(笑)つーか、いろいろとうるさくてスマンかったorz>周囲の方々