巨神兵、故郷に帰る

ドーン!セレッソ公式)


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あー・・・まぁね、正直言って、あまりチームに馴染めてない感じもあったし・・・(こんなにマターリなチームに馴染めないって、よほど性格が内気なのかなぁ・・・ていうか、シャケとか時々絡んでくれてたのに・・・)

まぁ、いまの甲府なら大木さんもいることだし、何より生まれ故郷だし、ウチとか清水での使われ方を見ていても、たぶん彼にとってはこれがいちばん幸福な選択なんだろうなってことはすごいわかるし、納得できるから、ね。甲府で頑張れ、鶴見。ウチとの対戦のときはちゃんと出てきてよ(笑)




・・・鶴見とは関係ないんだけど、なんであんなに久藤ちゃん好きだった私が、久藤ちゃんが移籍したことにさほどのショックを受けていないのかって答えがやっとわかった気がする。移籍先が福岡だったからだ。

もともとジュビロ磐田の選手だった久藤ちゃんだけど、98年の9月から3ヶ月だけ、アビスパ福岡にレンタルされていたことがある。当時、福岡はJ1・J2入れ替え戦への出場が危ぶまれており(実際出場した)いわばJ2降格回避の救世主となるべく、是非にと請われて福岡の地に渡った。そして実際、入れ替え戦での久藤ちゃんは「神」と呼んでも差し支えないほどの活躍を見せたらしい。(直接見たことはないので詳しくは知らない)当然、「このまま福岡に残ってくれ」というサポからの熱いラブコールがあった。しかし久藤ちゃんは、応援してくれた福岡サポに感謝しつつも、磐田に戻っていた。

余談になるが、翌年、磐田はアジアクラブ選手権優勝、そしてアジアスーパーカップ優勝という偉業を成し遂げるのだが、このとき右SBとしてスタメン出場したのが久藤ちゃんだった。さらに余談、このスーパーカップなるもの、ホーム&アウェイでの対戦だったそうなんだけど、そのアウェイでの試合、後半44分(つまりほぼ時間稼ぎタイム)に久藤ちゃんと交代したのが誰あろう喜多だったらしい(笑)

それはさておき、98年の後も、福岡の久藤ちゃんへのラブコールはずっと続いていた。2001年、セレッソがJ2に降格したとき、真っ先に久藤ちゃんに声をかけたのもやっぱり福岡だったそうな(当の福岡が降格したのでこの話は流れたそうだけど)そして今回のオファー。つまるところ、7年越しの求愛だったわけで、ここまで来るともう、悔しいけどかなわないかなって気がしてしまう。

古い言い回しだけど「花泥棒は罪にあらず」って言うじゃないですか。粗雑に扱われている花を盗んでも、その花を元の持ち主以上に大切に育てるなら、それは罪ではないっていう(もちろん、本当は犯罪ですよ。)それに近い感じかな。言っとくけど、セレサポだって粗雑に扱ってたわけじゃない。そりゃもう真剣に久藤ちゃんが好きだったし、応援してたよ。けど、福岡がそんなにも久藤ちゃんのことを一途に思い続けていたのなら、もう仕方がないのかなって。花ってキャラじゃないのは百も承知だけど(笑)

(もっとも、当時を知るサポがいま福岡にどれだけいるのかは定かではないけど。少なくともチームスタッフにはまだまだ多いだろうな。)

だって・・・10番を用意してるチームには、さすがにかなわないっすよ・・・。

まぁ、長々と書いたけど、何が言いたいのかっていうとね、ある選手をチームが必要としていて、かつサポが心の底から愛してくれるなら、選手はそのチームでプレーするのが一番幸せなんじゃないかってことですよ。

・・・ね、アキ。