さらば親バカ

あー鼻水が止まらん(挨拶)

そんなわけで、ほぼ1週間ぶりの更新なのですが、いきなりこんな残念な話題から。

久藤ちゃん、福岡移籍決定・・・。

実は私、けっこう年季の入ったキヨカジスタでして、そこら辺の事情は以前からの知り合いである方々はけっこうご存知かと思いますが、スタジアムでもいっつも「久藤ちゃん、久藤ちゃん」て言うてたもんです。

去年の前半、チームがどん底のさらに下にいた頃、久藤ちゃんも干されていた時期があって、ずっと「久藤ちゃんを出せ、出せ」ってずっと思ってた。当時のセレスレで「アキが『キヨがいないとボールの出し手がいない』と嘆いているらしい」という話題が出たことがあったんだけど、出所が不明なので釣り扱いされてたような。私はこれ、ものすごい真実をついてるなって思ったのですが(本当にアキのせりふだったかはさておき)

そんで、悪夢の万博・・・その試合には行ってない&テレビでもほとんど見れなかったので、この試合のパフォーマンスについては言及を避けますが、その後しばらくはものすごい勢いで叩かれまくってて、そらもう本当につらかった・・・。

けど、その後もコバさんは久藤ちゃんを使い続けた(さすがに直後の試合だけはサブだったけど、途中から出場)。リアリストのコバさんなだけに、こういうどん底な状態のチームに必要なのは経験豊富なベテランの落ち着きだってことがわかってたんだろう。

そして、その歳最後の長居での試合、清水戦での先制ゴール。クロスに対するヨシトのスルーももちろんGJだったんだけど、何よりあそこに飛び込んできた久藤ちゃん。シュートの素晴らしさもさることながら、ボランチのポジションからそこに「来た」ということの意味が、とても大きかった。

もひとつ思い出した。もう少しさかのぼって、2002年、J1昇格を決めた新潟戦の3点目。得点者はトゥルコビッチ(な、懐かしいな)だったけど、あれは半分ぐらい久藤ちゃんの得点。

2005年の活躍については、もういいですね。ありすぎて語りきれない。そういえば去年前半、アウェイ浦和戦の後だったか、サカマガだかサカダイで「下村が久藤をいかに尊敬し、信頼しているか」について書いてた覚えが。後半は下村・ファビコンビが完全に確立したのでその辺の話は出なくなったけど、下村を育てたという功績も大きい。

そういう久藤ちゃんだから、最後までセレッソの人でいてほしかった。今年加入する新人たち(特にMF陣)のお手本になってほしかった・・・けど、チームとしては、たとえこれほどの人材をみすみす手放すことになるとわかっていても、それでもこれ以上の評価を出すことはできなかったんだろう。それが金銭的な理由によるものなのか、それ以外なのかはわからないけど。

セレッソ以外のユニを着る久藤ちゃんを見たくはなかった。もちろんヌノもそうだし、それ以外の選手(中井とか千葉とかも)も見たくはなかったんだけど、久藤ちゃんに対しては特にその思いが強い。

ただ、この年齢で、そこまで他チームから高く評価され、望まれるというのはすごいことだ。それはセレッソでの5年半の実績を評価されてのことなのだから、久藤ちゃんは胸を張って移籍してほしい。

それにしても・・・敵として当たる久藤ちゃんは、さぞ恐ろしいだろうし、さぞ面白い試合になるだろうなぁ(笑)ひとまずは、その日が来ることを今季の楽しみにしておこう。対戦するときは、笑顔でブーイングしてやる是!