チームの勲章

私が忙しかったり腸炎だったりしてるうちにこの話題が通り過ぎてて書けなかったのですが、今年の優秀選手賞にセレッソから最多の6人、さらに優秀選手賞に前田が選出と、これだけでももう浮かれるには十分過ぎる話題だったのですがね。

2005Jリーグアウォーズ受賞一覧(適当に抜粋)

ベストイレブン
GK 吉田 宗弘(C大阪
MF 古橋 達弥(C大阪

●監督特別賞
オシム(千葉)
小林 伸二(C大阪

うわぁ、セレッソからこんなに選ばれてるよぉ!つД`) 私の予想ではブルーノさんと古橋だったんだけど、多分あれかな、ブルーノは外国人枠(3人まで)の関係で漏れたのかな。確かにストヤノフもすごいイイ!DFだし、そこは納得できる。よっしーは・・・単純に失点数の少なさだけではなくて、スタメンフル出場、さらに警告0ってところも合わせての評価だったんだろうね。

それにしても・・・なんていうかね、吉田にしろ古橋にしろ、決して日本サッカー界の王道を歩いてきたわけではなくて、むしろ代表選手とかが華やかな舞台でたたかっていたのと同じときに、決して目立つことのない場所で、しかし静かに着実に、努力を重ねてきたような選手。そんな彼らが、こうして代表選手と並んで「ベストイレブン」という大きな栄誉を手に入れた。これは本当に素晴らしいことだと思う。特に、古橋と一緒に仕事してサッカーしてきたHonda FCのみなさんは、いま何を思っておられるだろう。

それからよっしー。思えばセレッソでの彼のプレーを初めて見たのは、2月のPSM広島戦@岡山だったわけなんですが、正直あのときは「・・・微妙・・・」とか思ってたんですよ(だって・・・ノープレッシャーで蹴ったボールが真上にあがるって・・・喜t(ry じゃないんだから・・・(^^; )。それが、いつの間にかあんなに頼れる守護神になっていて、私もすっかりよっしーの背中を頼もしく思うようになっていた。

最終節の後、ロッカールームで人目はばからず泣いていたというよっしー。モリシやアキ、ファビなんかもさることながら、よっしーの気持ちもたまらないだろうなと思って、胸を痛めてたりしたんだけど、よっしーが本当に欲しかったものとは違うとはいえ、こうして評価されたことをとても嬉しく、また誇らしく思う。

そんなよっしーですが、まぁセレサポのみなさん、そうでない方も、とりあえずヨコモコさんブログでも読んでよ。確実に泣くから。

「取れるとは思わなかった。チームがああいう形で優勝を逃して、記録に残らなかったから、僕が獲った賞をセレッソのメンバー全員の勲章にしたいと思います。決して僕ひとりで獲った賞じゃない」。そして、コメントを聞いた記者に「突然のことで壇上でそのことがいえなかったのが心残りです。セレッソのチームとして獲ったということをお願いですから書いてください」と、頼んだそうです。

もう、もう・・・最高。こんな言葉しか出てこない自分のボキャブラリーのなさが恨めしい。あなたがセレッソに来てくれて、本当によかったよ、よっしー!




と、こんなにも素晴らしいコメントを残しているよっしーのすぐ側で

「もう元気になった?」と聞きましたら、「元気ないよー、ゼンゼン」と笑顔でおっしゃっていましたから、大丈夫でしょう。

アキ・・・(笑)いやいや、それでこそアキだ。




それと、これも忘れてはいけませんね。コバさんの監督特別賞。最終節、ああいう終わり方で順位こそ下げてしまったものの、今年の後半を盛り上げた最大の立役者と言ってもいい。何らかの形で取り上げてもらえたら、と思っていたんだけど、まさかこんな風に、しかもあのオシム監督と同時受賞とは、やっぱり見てる人は見てくれてるんだねぇ。惜しむらくは(シャレじゃないぞ)そのオシムさんが既に帰国してしまっていて、コメントが取れなかったことだけど。何度もセレッソを褒めてくれたオシムさんだけに、もしコバさんと一緒に出てくれたら、どんなスピーチを聞かせてくれたかなぁ、と思うと。

そんなコバさん、なにげにダービーに萌えて燃えてます。今年のサンタクロースは、きっとピンク色の服を着ているんでしょう(笑)