はじまりの終わり

ところで、等々力まで行く体力と資金力のない私は、ちょっと梅田でフォースを放出してきました(笑)

要は、スターウォーズエピソード3を見てきたってことなんですけどね。いやぁ、充実した2時間10分でしたよ・・・映画館に着いてから見るまでに2時間近くかかってますけど(見ようと思っていた回のチケットは既に売り切れていたので、次の回のにした)

まだ見てない人も多いと思うので、ネタバレなことは書きませんが、ご存知のとおり、もともと20数年前に始まったスターウォーズ3部作(エピソード4〜6)は、ルーク・スカイウォーカーを主人公とする、ジェダイ復活までの物語。そして1999年に公開された「ファントム・メナス」から始まる3部作(エピソード1〜3)は、ジェダイの敵、ダース・ヴェイダーを主人公とする、ジェダイ滅亡までの物語。

EP1ではアナキン(後のヴェイダー)の少年時代が描かれるとともに「ジェダイとは何か」という、いわば物語の根幹たる部分についての説明があった。EP2では成長したアナキンの活躍、そしてジェダイの敵「シス」についての説明。そして今回のEP3ではアナキンがなぜシスに堕ち、ヴェイダーとなったのか、そしてEP4〜6の主人公、ルーク(とレイア)の誕生までが描かれる。

EP4を見る人(客層)は、ここまでの知識は当然にあるもの、という前提でこの映画はつくられている。なので、もしそこら辺の事情を知らない人が見たら、いろいろとわからない部分があるだろうし、納得いかないところもあるだろう*1

が、しかし。EP4に導くための物語としてこの映画を見た人には、なんかもういろいろとたまらないものがあったと思う。かくいう私もそのひとり。タトゥイーンに2つの夕陽が沈む*2場面の意味は、EP4〜6を理解している人ならばすぐにわかる。沈む夕陽はやがて時を経て朝日となる。EP1〜3までのストーリーは、まさしく「夕陽が沈むまで」の物語だったのだ。

ひとつほっとしたのは、EP3から4に至るまでの18年間、ルークの成長を見守り続けていたオビ=ワンが、実は孤独ではなかったとわかったこと。そうかぁ、EP2でのあの声が、そういう伏線になっていたとは気づかなかった。

まだまだ見足りない気分なので、近いうちにもう1度見に行こうと思っています。最低でもあと2回は見たい(笑)

が、しかし。ハガレンの映画版ももうすぐ公開なんだよな・・・いつどれを見に行こうか(汗)

*1:特に、アナキンがダークサイドに堕ちる瞬間があまりに唐突過ぎる感は否めない。ただ、人が怒りや憎しみを感じるのには、本来明確な手順など踏まないはず。

*2:この星には2つの太陽がある、という設定。