最大の理解者
本当は、明日の新潟戦に備えて今日はゆっくり寝るつもりだったんですけど・・・ちくしょう、こんなおいしいネタ持ってこられて、何も書かずにいられるかい（笑）
「ネタ」というのは、サカマガの記事。『いま代表へ奮い立つ』という特集の中の『「代表復帰組」にも注目せよ！』というわけで、アキが取り上げられてます。で、語り手が誰あろうモリシ。
まだお買い上げでない方もいらっしゃると思いますんで、詳しい言及は避けますが・・・以前、2年ぐらい前かな、セレサポの友人たちといろいろ話した時のことを思い出しました。仙台戦の後で梅田のホテルに泊まって、ほぼ徹夜で語り明かしたんだっけ、懐かしいな（笑）まぁ大体モリシとアキとヨシト（とネモと寿人）の話ばっかりしてたんですけど、あの場にいたのは02年W杯以降にサッカーに興味を持ち、セレッソを好きになった人ばかりだったんですよ。*1
そのときに「モリシとアキのコンビってのは、そんなにすごいのか？」という話が出まして、思わず私が言ったひとこと。
「おそらく、森島寛晃というプレイヤーのすごさを世界で一番理解しているのはアキで、西澤明訓というプレイヤーのすごさを世界で一番理解しているのはモリシだ」
これ、その場にいた一同にえらく「そうなのか！」って納得されてしまったんですけど（笑）でも、長く彼らを応援し続けてきたセレサポなら、間違いなくうなずいてくれると思う。
（追記・正確にはこんな表現だったような。「世界一のモリシヲタはアキで、世界一のアキヲタはモリシだ」・・・(^^; ）
今回の2ページの記事からは、西澤明訓という選手に対する、モリシの惜しみないリスペクトがあふれ出ている。
同じチーム（職場）でしかも大親友。こういうケースは、何もサッカーの世界だけではなく、他のスポーツでも、あるいは一般の職場とかでも普通にあり得ること。けど、こういう関係の場合、もちろん仕事の場では口には出さずとも相手を何よりも信頼してはいるだろうけど、いざ口を開くと、照れもあってちょっと突き放したこと言いがちなもんです。「こいつ、頼りねーからよぉ」とかね。それが男性であればなおさらのこと。
モリシのコメントからは、そういうのが一切ない。とにかくひたすら「アキがいかにすごい選手か」というのを臆面もなく語りまくっている（笑）もちろん、言葉だけではなくて、本当にそう思っているんでしょう。
ここまでくると、なんかもうアキがうらやましい（笑）別にモリシだからってわけじゃないけど（もちろんそれが一番大きいけど（笑））ひとりの人間から、ここまで認められ、信頼されるというのは、どんなに幸福なことだろうか。
アキはもう2度と「移籍」とか考えちゃいかんね。少なくともモリシが現役でいる限りは。ここまでアキのことを理解してくれる相方なんて、世界中どこを探しても絶対に見つけられないんだから。
んで、ちょっと気になったのが、左ページ一番下の段。つまり、記事中の最後の部分。
> いまのアキのコンディションならば、代表に入っても十分に戦えると思います。
から始まるくだりは、明らかに「代表」へのメッセージになっている。ジーコ監督個人に向けて、というよりは、現場レベルでのスタッフやJFA関係者を含めた「日本代表」というチームに向けたもの、と見る方がより正確な気がします。
これが他の選手ならまだわからないでもない。しかし、こと「森島寛晃」という選手が、「代表」という存在に対して、ここまで明確なメッセージを投げたことは、ちょっと記憶にない。いつも「僕もまだ2006年を諦めたわけではないんで、しっかりチームで頑張って結果を残したい」といい続けてきた人が、である（まぁ、最後の最後でいつものせりふも言ってるんだけどね。）
もちろん、Jにはアキ以外にもいい選手がたくさんいます。代表選手だけがサッカー選手なわけじゃない。Jで活躍する選手にも、もっと目を向けてもらいたい。近年特に「代表偏重」がはなはだしい、サッカー協会やメディアに対しての、モリシの控えめな主張、なのかもしれません。
・・・と思う反面、「他の選手ならともかく、誰あろうモリシがそこまで考えてコメント出すか！？」という疑問もあったり（笑）記事を構成した人が現在のセレッソ担当記者ではないので、あるいはこの人の考えが、記事をまとめていく中で無意識のうちに（あるいは意識的に）反映されたのかもしれない。
あ、マガのことばっかり書いてしまいましたが、サカダイの方のモリシインタビューも、1ページとはいえなかなか○です。モリシかわいいよモリシ（笑）ちなみに、モリシを含め、10人の選手が取り上げられているのですが、それぞれに四文字熟語でキャッチフレーズがついていて、これがなかなかうまいこと選んでるな、という感じ（特に中澤と川口）
