ともあれめでたい。

そういうわけで、柳沢のゴールも大黒のゴールも見てません。すみません。

まぁ、これが本当に天王山決戦とかだったら吐いてでも起きてたとは思うんですが(笑)私の中ではW杯予選は先週のバーレーン戦の勝利で9割がた終わっちゃってたんですよね、実は。

まず、バーレーン戦の前のイラン−北朝鮮戦を前半だけ見ていて、これはもう北朝鮮が日本に勝てる要素は何ひとつない、と思った。おおまけにまけて引き分け、それでも奇跡。しかも監督が退席処分で日本戦はベンチ入り禁止。

そしてバーレーン戦。先週も書いたとおり、3月のホームでの試合はまったく見れなかったので、私の記憶にある「バーレーン代表」とは、昨年のアテネ五輪最終予選で対戦したときのU-23代表なのですが、もしバーレーンA代表が、あのU-23のしていたサッカーをより高いレベルで実現できているとしたら、ちょっと日本は苦戦するかもな・・・って思ってたんですよ。守りの堅さもさることながら、一瞬の隙を見逃さない嗅覚というか、すげー怖かったし、実際日本のU-23代表はついに彼らには勝てなかった。

が。先週見たバーレーンA代表は、なんというか、その・・・「フツーの中東国代表」よりは若干マシという程度に思えた。監督が変わったとかなんとかいう話を聞いたので、その影響がでかかったのかもしれないけど。

ともかく、あの試合を1-0の勝利で終えることができた時点で、私にとって日本のドイツW杯出場はもう確定したも同然だった。なぜなら、まず北朝鮮が日本に勝てるとは思えない。そして、バーレーンもイランに勝てるとは思えなかった。

とはいえ、「負けてはいけない試合」だったことは確かで、その試合をきっちりと完封で終えることができたのは素晴らしいと思います、はい。

・・・欲を言えばですね、後半から大黒を投入しましたけど、ああいう攻めっ気采配ではなく、あえてスコアレスドローを狙った超守備的采配を見てみたかった。(というか、大黒こそバーレーン戦で見たかった・・・)

コンフェデで、東アジア選手権で、あるいはW杯で。「勝ちならもちろんOKだけど、引き分けでも大丈夫。ただし負けてはだめ」という場面が出てくるかもしれない。しかも、北朝鮮よりもずっと強い相手にね。そういうときに「リスクを犯して攻撃して勝ちを狙いに行く」のではなく「徹底的に守りたおして引き分ける」という経験をどこかで積んでおいてほしかった。

私はセレサポの多数派と同様、そりゃもう攻撃大好きです(笑)けど、「ビリビリ震えるような守備的ゲーム」ってやつも実は嫌いじゃないんですよ。それこそ、2000年の鹿島−柏の伝説的スコアレスドローとかね。そういう試合を、この一戦で見せてほしかった・・・と思うのは、はい私だけですね(苦笑)