まだ終わらない

また負けなかったよ・・・(安堵)

これでなんと7試合負けなし。あわわわわ(動転)

しかしまぁ、それなりにサッカーを見ている人にとってはなかなか見ごたえのある試合だったとは思うのですが、あの日長居スタジアムを埋めていた観客のうち少なくとも半分ぐらいはいるであろう一見さん&ライトなサッカーファンの人にとっては、面白くない試合だったかも。なんせ、点が入らなかったんだから(苦笑)

試合はじまって3分で「これは、1-0か0-1、下手すりゃ0-0もありうるな・・・」と感じた試合。なんせ、セレッソの攻撃陣がほとんど動けていない。特にアキとモリシにその傾向が顕著に見られた。あ、でも守備のときはそれほどひどくはないんだよね。やはり攻撃に回ったときに、身体がついてこない印象。もしセレッソが得点できるとしたら、セットプレーからしかあり得ないかもな・・・と思った矢先に古橋のいいシュート。惜しくもピンク高木に弾かれたけど。でも、本当に決定的だった場面ってこれだけだったかもしれない。是様のところを徹底的にマークされたのも痛かったね。久藤ちゃんは攻撃よりも相馬のケアの方がプライオリティ高かったわけだし。

反面、守備はこの日も安定していた。前述のとおり、相馬のケアは久藤ちゃんがかなり念を入れてやってくれていたから、ここは前半のうちはかなり安泰。逆サイドの方も、是様をマークすることに力を入れすぎてあまり攻撃できていない。たとえていうなら、向かい合った人(どちらも左利き)が両手をがっつりと組み合って、お互いに押し合っている状態。どちらか片方の力が圧倒的に強ければバランスが崩れるのだろうけど、そうでなければびくりとも動かない。こうなるとヴェルディも、中盤の中でぐるぐるボールを回すしかなく、ようやく前線にボールが出たと思ったら、そこはブルーノや前田、下村、ヌノといった面々ががっつり待ち構えている。いくらワシントンが素晴らしいFWだといっても、シュートを打たせてもらえないのでは得点のしようがない(笑)

後半に入って、セレッソがサイドを破られる場面が増えてきた。が、これを見ても私はもう動揺したりしない。というのは・・・と書きかけて、えーい、またどこが元ネタかわからなくなった(汗)ネット上だか、新聞だけの記事なのか、それすらもわからないのですが、鹿島戦の後の記事で、セレッソの守備が安定してきた理由として

開幕当初はサイドを破られたときに無理にボールを奪いにいき、そこでクロスをあげられて失点というケースが多かったので、考え方を改めて「サイドを破られてもシュートを打たせなければOK」という守備に切り替えた

といった内容のことが書かれていたのですね*1

なるほど、言われてみると、たとえば開幕戦(vs神戸)なんかは、サイドを破られるたびに江添と久藤ちゃん、あるいはヌノあたりがふたり以上でマークし、そこを切り返されてクロスをあげられると中央が手薄になっているためにシュートを打たれる、という場面が多々あった。

ヴェルディ戦でのセレッソの守備を思い返してみる。なるほど、確かに相馬にサイドを破られても、久藤ちゃんは無理に追いかけず、むしろヌノや前田が「シュートコースを切る動き」だけをしている。そしていちばんシュートを打ちやすいであろうゴール前はセレッソの選手だらけ。一見リスクが高そうに見えるけど、チーム内共通の約束事としてこういう動きができていれば、意外と崩しづらいもの。

(もちろん、こういう守備の前段階として、前線からの積極的なプレスとボランチの惜しみない運動量によるアタックによって、もっと高い位置でボールを奪えるようになっていることは言うまでもない。サイドを破られたりクロスを打たれたりするケース自体が少ないからこそ、守備陣も冷静に対応できているのだろう)

そんなわけで、お互いに決定的といえるチャンスが(シュート数の割には)少ない試合でした。0-0もむべなるかな。

ただ、最後のセットプレーで2回ワシントンのマークが外れたのには冷や汗をかいたね。特に2度目は完全に余裕を持ってシュートを打たれ・・・よくぞあの場に立っていてくれた久藤ちゃん!(笑)いや、もちろん偶然ではなくて、左からのCK時に吉田がニアをケアする場合には必ず久藤ちゃんがファーをケアする、とか、それもたぶん約束事のひとつではあるのだろうけど、それにしても・・・ねぇ(笑)

心配なのは、やはり疲労かな。上記セットプレーの場面も含め、ロスタイム近くになるとかなり押し込まれていた。あの段階でも集中が切れないのがいまのセレッソなわけで、実に頼もしいことこの上ないのだが、永遠に集中し続けていられるわけもないし、できればもっと楽な気持ちでロスタイムを迎えさせてやりたいもの。そのためには攻撃陣の奮起が必要になるわけですが・・・正直、これほどまでに連戦の影響が出るとは思わなかった。というぐらい、モリシもアキも是様も疲労困憊。特にアキは持病の臀部痛、大分戦で痛めた左足首に加えて、疲労から両膝痛までも起きているらしく、「いい加減休ませてやってくれ・・・」ってのが正直なところ。ただ、アキがスタメンを張るようになってからの不敗伝説なだけに、コバさんもなかなか決断できないでいるんだろう。

ともあれ、次の清水戦が終われば、その後の大阪ダービーまでは6日間あるのでそれなりに身体を休めることができる。ダービーが終わればしばらくリーグ戦はお休みだから、ナビスコでは多少のチャレンジもできるだろうし。できればそこまで負けなしでいければいいのだけど・・・。

ヴェルディで印象に残ったのは、李康珍と平野。特に平野は、途中で交代してくれたとき「助かった・・・!」と思いました。李康珍には、ものの見事にアキを押さえ込まれてしまった・・・まぁ、アキも上記のとおり身体がボロボロの状態ではありましたが。あとはウエミー。派手さはないけど、こちら側の意図をきっちり読まれていた感じ。

そのウエミー、試合終了後はセレサポのところまで挨拶に来てくれていたそうです(実は見てない(汗))いい人だウエミー。あと、試合後にバスの見送りもしたんですけど、セレッソのバスのところにも来て、ヌノやモリシ*2、アキあたりと握手してました。そのとき、どういうわけだかモリシが頭をなでようと手をのばしていたのですが、ちゃんとあたまをさげてなでやすくしてくれたうえむらさんはとってもいいひとだなーとおもいました。

*1:これを読んでどの記事かお分かりになった方、情報ください・・・

*2:「坊主カルテット」のうちの3人揃い踏み・・・(笑)