実はモリシとアキはニュータイプなのかもしれない(意味無)

どうでもいいけど、今日ガンダムネタ大杉(笑)>自分

そういや今日、キッズステーションで「ガンダムSEED」の最終回だったけど、うーん、まぁ、あれだね、ガンダムだと思わなければそこそこ面白かったとは思う。もうちょっとちゃんと見とくべきだったかも。

以下、話がずれるので折りたたみ。先に言っとくけど、見てない人には絶対わからない話なので読む必要ないからね(笑)





















私はガンダムシリーズを真剣に見たことはないので通りいっぺんの知識しかないのですが、映画版なんかを見る限り、1stガンダムの構図ってのは「連邦vsジオン公国」いわば「国対国」だった。「ガンダムSEED」はというと「ナチュラル(遺伝子操作を行っていない人間)vsコーディネーター(遺伝子操作を行った人間)」という、いうなれば「民族対民族」の争い。国対国よりも、妥協がない分救いがたい。ここら辺が、現代の話なのかなぁって感じはします。その「理不尽な憎悪の連鎖」の象徴が、おそらくはフレイなんだろう。

ただ、民族間の争いを描くには、このスタッフはあまりにも「民族」ってものに対する認識が弱すぎる。物語の最後が、もともとのテーマとしていた「違う種族(と本人達は思っている)同士の憎しみと争い」ってところを灰色にしたまま、「人類そのものを憎む」クルーゼと「人類はもっと愛し合えるはずだ」と信じるキラの戦いになだれ込んでしまったのは、スタッフ自身の消化不良によるところが大きいと思う。

しかも、そのクルーゼの「人類を憎む理由」ってのが全然真実味を感じない。あの理由付けでクルーゼをラスボスにするってんなら、最低でも仮面を取った素顔は見せなきゃでしょ。自らの醜さを恨み、憎んだ人間が、それでも自分のプライドを保つためには「自分がこれほど醜いのは人類の愚かさゆえだ、だから私には人類を憎む理由がある」ってとこまで描かないと、薄っぺらいヘリクツにしか聞こえないよ(もともと薄っぺらいストーリーだって突っ込みはナシで。)

ただ、最後の締め方はよかったね。宇宙空間をトリィが滑るように飛んでいく。アスランカガリが追っていくと、そこにいたのはキラ。旧約聖書の「ノアの方舟」の話で、水がひいた後の大地を白い鳩が飛んでいき、オリーブの実を加えて戻ってきたというのを思い出しました。アークエンジェル=方舟(エターナルとクサナギもだけど)、トリィが白い鳩だと置き換えると、キラがオリーブの実=新しい世界の象徴ということになるわけで。ちょっと、いやかなり(笑)女性ファンにおもねりすぎな絵と話ではあったけど、そういう意味を持たせた結末であるなら、悪くはないなと思いました。

・・・ここで終わっておけば、(ガンダムと思わなければ)それなりに綺麗な物語だったんだけどなぁ・・・なんのためにDestinyなんて続編モノをやってるんだろうorz SEEDの連中もそれぞれにグダグダしすぎてて何がなんやらなわけですが、何よりも主人公のシンがDQN過ぎて、全然共感できない・・・。