伝えたいことがあるんだ

改めましてこんばんは、「超イケメンの頼れる兄貴」略して「超兄貴」(嫌)こと「りんでんばうむ」でっす☆(爽やかな笑顔で)

いったい何をどうしたらそんな解釈になるんディスカー!(爆)ハライテーヨ・・・

というわけで、上にも書いたとおりアキ騒動について、今日のミナツモで目にしたものも含めて、現時点での私の思うところを書いてみることにします・・・が。予想はしていたのですがそれ以上に長文で、しかもどうしようもなくイタいことになってますので(苦笑)初めて「折り畳み」機能を利用させていただきます。つーか、「はてな」でも使えるようになったのね、これ。

(って、日付指定の時は使えないのね。代わりに最初に10行ぐらい改行しときます)

では、それ相応の覚悟ができた方のみ(笑)↓をドゾー。





















のっけから2ちゃんを知らない人にはなんのことやら、という話になりますが(苦笑)ご了承ください。

最近(12月に入ってから)朝出かける前に京ポンで2ちゃんのセレスレを確認するのが習慣になっております。「ら」スレ情報を確認するため*1。で、昨日もいつもどおりにセレスレを確認。お?ゆうべ新スレに移行したばっかやのに、えらいスレ伸びとるねぇ。あれか、外国人の話でも出てきたか?

・・・朝っぱらから固まりましたね。

よっぽど仕事放り出してミナツモ直行しようかと思った。けど、昨日だけはそうできない事情があった。私の今やってる仕事には、月に一度だけ30分早く出社していろいろと確認作業が必要な日があって、しかも昨日はサーバ移行後初の早出日に当たっていたので、どうしてもどうしても休むことができなかった。

通勤途中に悶々とした気持ちで昨日のログを書いていた。本当に、ああいう形ででもどこかに吐き出しておかないと、途中で崩れ落ちて叫びだしてしまいそうなぐらい、精神的にヤバい状態だった。

その中で私が書いたこの一文。

「アキに会いたいよ。」

心の底にたゆたっていたわけのわからない気持ちが、この一文を書いた途端に暴れ出した。会いたい。アキに会いたい。

そりゃ、確かに今年のセレッソのどたばたを見ていれば嫌気がさして当然かもしれない。「環境を変えたい」という気持ちも決して嘘ではないだろう。アキが故郷を大切にしているなんてこと、昔から知っている。だけど、そういうこと全てひっくるめて、本当にアキが遠くに行ってしまうのだとしても、その前にどうしても一度、アキに会いたい。そう、アキに会いたいんだよ。

またまた勝手な思いこみなんだけど、サッカー選手としての西澤明訓のことを「アキ」と呼ぶことが許されるのは、セレッソのチームメイトとサポーターだけだと思ってる。他チームの選手やサポにとっては「西澤」であったり、「ニッコ」であったり、あるいは「ジョン」かもしれないけど(笑)

もしアキがよそのチームに移籍してしまったら。私が、私たちが愛する「アキ」は、その日をもってこの世から消え失せてしまう。よそのチームの選手になった西澤明訓は、もはや「アキ」ではない。他チームのユニを着た彼に「いかにも西澤明訓らしいプレー」を見せつけられ、そのプレーが私たちのためになされたものではない、という事実に激しい嫉妬を感じるかもしれないが、それでもそこにいる彼を「アキ」と呼ぶことはできない。呼んではいけない。

だから、今どうしてもアキに会いたかった。

そこからは「素人には絶対おすすめできない裏技」を駆使して(笑)いかに明日休むかをひたすら考えた。アキがいなくなってしまうかもしれない、という事実はずっと意識のどこかにあって、それはもう胃が締め付けられるように痛み、おさまらない吐き気に苦しみ続けたけど、頭の中では「明日休む方法」をフル回転で考え続けた。

(余談ですが、そこまで体調不良&別のことを考えている状態でも、その気になればドキュメントのひとつやふたつはつくれるものなんですね(笑))

その夜は、シンドリさんと明け方までチャット。むちゃくちゃヘヴィな話から、セレッソを好きになった頃の話、来年の妄想布陣、しまいには「素人はおろか玄人にすら絶対話せない話」にまで発展する羽目に。ま、精神的に動揺した状態で真夜中過ぎまで起きてたら、自然と頭おかしくなってくる罠(笑)もちろん、「明け方まで」という一語を見てもわかるとおり、この時点で既に今日仕事に行く気は全くなしでした(爆)

そして夜が明ける。ミナツモまでチャリで30分ぐらいはかかるので、少しでも体調を整えておこうと横にはなったものの、結局2時間ぐらい寝ただけ。で、計画通り休暇をゲットして(笑)ミナツモに向けていざ出発。

・・・

自転車のペダルをこぎながら、ずーっと考えていた。私は何をしにミナツモに行くんだろう。アキに会うため。もちろんそうだ、答えは最初からわかっている。でも、アキに会って、さぁその次は?結局、お前はどうしたいんだ?

事の顛末をアキの口から聞く。これはもう絶対に不可能だ。結論がどう転ぶにしろ、まだ契約交渉は続行中だ。今、外部の人間にどうこう話ができるわけがない。

アキの膝にでもしがみついて「行かないで!!」って泣き叫んでみようか。いやいや、いくら駄目な大人だからといって(笑)それはあまりにみっともない。もう2度とミナツモに来ないつもりなら話は別だけど。

ではせめて、アキに私の気持ちを、可能な限りスマートに伝えてみよう。でも、いったいどんな言葉で伝えたらいいだろうか?

・・・

最後の練習については上に書いたので略。

着替えを済ませたアキが姿を現した時、ミナツモになんとも言えない緊張が走ったのも上に書いた通り。

その時私は・・・ひたすら呼吸を整えていた。もちろん、アキに声をかけるために。

決してサインが欲しかったわけじゃない。ただ、アキに声をかける口実が欲しかっただけ。写真よりはサインの方がスマートかな、と思ったし。

名前を呼び、ペンを渡し、サインをしてもらう。本当にただそれだけの、ありふれた儀式。

ペンを返してもらい、お礼を言う。そしてアキが、次の人のペンを受け取ろうと一歩横に動いた。

(今だ、今しかない。)

たぶん私の生涯で、これほど魂の底から勇気を奮い起こしたことはない。

「西澤さん、来年もここに来ますから。」

たったこれだけの言葉。本当はあと2、3語ほど付け加えるつもりだったんだけど、あれが私の精一杯。アキの視線は既に他の人のところに向いていたけど、私はアキの横顔をじっと見つめていた。

だから、私の目は見逃さなかった。いくら人大杉な出待ちスペースとは言っても、わずか1m、絶対に私の声を聞き逃すはずがないほど目の前にいるアキのあごの動きを。そう、わずかに、ちょっとまばたきしていたら見逃しかねないほどわずかに




こくっとうなずいたのを。




・・・

帰る道すがら、あの首肯のことをずっと思い返していた。

もちろん、「至近距離で呼びかけられたから条件反射で返した」というのが一番大きいだろう。だけど、本当にそれだけだろうか。今、自分が置かれている立場を理解していないはずのないアキが、サポからそういった内容の呼びかけを受けるであろうことを予測できていない、なんてことがあるだろうか。

自宅に戻り、一息ついて、撮影してきた写真の一部をWEBに載せるべく、作業をはじめる。その時にふと気づいた。昨日1日、そして今日に至ってもなお、あれほど私を苦しめていた胃痛と吐き気が、おさまりつつあることに。

アキがうなずいてくれたから安心した?「あれは残留の意思表示というわけではない」と、他ならぬ私がいちばん理解しているというのに。

ではもし、アキが単なる条件反射ではなく、私の言葉にうなずいたのだとしたら。残留の意思表示ではないにも関わらず、意思でもって首を動かしたのだとしたら、それが意味するものはなんだったのか。

私は、もちろんアキに移籍なんかしてほしくなくて、どうしてもセレッソに残って欲しくて、それでミナツモまで行ったんだけど、でもアキの事情も頭ではある程度理解していた。これは、ひょっとしたら引き留められないかもしれない・・・と、心のどこかで思っていた。それでも、無駄足になるかもしれないとわかっていてもアキに会いたかった。会わずにいられなかった。

私が伝えたかったのは、「私は、私たちは、こんなにもあなたのことを愛しているんだよ」という思い、それだけだった。

アキ、あなたがいなくなるかもしれないという不確かな一片の情報、たったそれだけで、食事も喉を通らず、夜眠ることすらできなくなった人がここにいる。それほどまでに、あなたの存在は私たちにとって大きいんだよ。

「行かないで」は、その次に来るべき言葉なのだ。大好きだ、だから行かないで。

来年もあなたに会いたい。寒い冬を越え、春一番の風が吹く頃、あの大きなスタジアムで、ピンクと紺のユニフォームに身を包んだあなたの姿が見たい。あなたとともに春を迎える喜びを、また与えてください。

「来年も、来ますから」

アキに向けて発したほんの数語のメッセージの隙間に、私はそんな思いを込めていた。そんな私の言葉に、アキはわずかにうなずいたのだ。

それはつまり、アキは私の、いや私たちの思いを、サポがこれほどまでにアキを愛しているのだということを、わかってくれている・・・という意味にならないだろうか?

・・・

正直なところ、今でも不安は大きい。アキは本当に遠くへ行ってしまうかもしれない。そのことを考えただけで、視界がぼやけてきそうだ。

だけど今日のアキの姿を見て、こうも思えるようになった。たとえアキがセレッソから去ってしまうとしても、それはサポの愛が足りなかったからではない。だって、アキは知ってくれているから。そしてきっと、その思いに対して心から感謝をしているだろうから。

男女間(あるいは男男間、女女間でもいいけど)の恋愛に似ているかもしれない。相思相愛だからといって必ずしも恋人になれるわけではない。だけど、この気持ちがあなたに伝わっているのなら、そしてあなたが私の思いを嬉しいと思い、受け入れてくれるなら。少なくともそこに、何らかの「意味」は残る。

たぶん、アキはいまも悩んでいるのだろう。新しいチームでプレーすることへの欲求と、今いるチームのサポーターたちが自分に寄せてくれる思いの狭間で。今日、私がこの目で見たアキは、決して「吹っ切れたようなすっきりした表情」というわけではなかった。やや不機嫌気味(というかだるそう(笑))な表情なのはデフォルトとしても、何か迷いを胸の奥に抱えてるように私の目には映った。私以外の人から「残ってください」と言われていた時も、照れ笑いという感じではなくて、ふっと表情を緩めるだけだった。まるで、そう言われたことに安堵しているかのように。

サポの言葉を、サポの思いを、アキは好意的に受け止めてくれている。それだけは確かだと思う。その思いがアキをつなぎ止めるかどうかまでは、今のところまだわからないけれど。

私の思いは、あるいは実らない恋かもしれないけれど、少なくとも終着点のない片恋ではなかった、というわけだ。

・・・

今日付けのスポーツ紙サイトのいくつかを読んでみると、昨日のニッカンとはずいぶんトーンが違うな、という印象を受ける。やはりアキ自身もまだ揺れ動いているのだろうな。

アキの納得のいくように、なんてせりふは、今でも言えない。納得のいく結論が、私たちにとって悲しいものだったとしたら、やっぱり私はそれを受け入れることができそうにないからね。

それでも、この気持ちが一方通行でないと思えるようになっただけ、昨日の時点よりはずっと救われている。

サポにとってひとつ幸運なのは、西村さんがGMという立場で帰ってきてくれたことだ。「セレッソにはアキが必要である」という事実を、私たちサポ以上に理解している彼のことだ。決して安易に結論をくだしたりはしないだろう。そういう意味では、サッカーの神様、いやセレッソの神様か(笑)その神様は、まだ私たちに味方してくれているのかもしれない。あとはもう、その神様に祈るだけだ。

どうか、どうか彼がセレッソを選んでくれますように。来年、また「アキ」と呼ぶことができますように。

「諦めたりしない」それはセレッソの選手とサポとの間に交わされた、誓いの言葉なのだから。

*1:だったら最初から「ら」スレを見ろよって話なんですけど、「ら」スレユーザならご存じのとおり、この時期の「ら」スレはとてもじゃないけど携帯で見れる状態じゃない・・・(苦笑)