32歳、まだまだ

関西では今日発売のサカマガ、「止める蹴るしゃべる」はモリシです。

私の火曜日の日課として、お昼ゴハンの後コンビニでマガ・ダイを立ち読みでチェックして、気に入った方(もちろん、両方気に入った場合は両方)をその時は買わずに(笑)帰りにゲットする、ということになっています。

で、今日もいつも通りにマガ・ダイをぱらぱらとチェックして「お、モリシのインタビューが載ってる!はいゲト確定ー(笑)」とか思いながら読んでいて・・・急に泣きたくなったんですよ。あれーなんでだ、どこが涙腺に引っかかったんだ、やべぇでももう読み返してる暇ないや、しゃあないまた帰りだ!

というわけで帰りにゲットして、地下鉄内で再読。私の涙腺を緩めたのはこの部分だった模様。

走り回るプレースタイルは、年齢を重ねるとキツいのでは、と言われることもあります。確かに無駄な動きは多いですよね(笑)。もう少し頭使ってやれればいいんですけど、そういうタイプでもない。これからもプレースタイルを変えるつもりはないです。

(中略)

現役は、やっぱり一年でも長くやりたいと思っています。自分のプレーができているのなら、年齢は関係ない。いくつになったらというより、結果を残せるうちは頑張りたい。

自分のプレースタイルが「キツい」ものであると認めながらも、そのスタイルを「変えるつもりはない」と言い、しかし「一年でも長く頑張りたい」と言う。ひとつひとつを見れば矛盾しているように見えるけれど、これが、これこそが「モリシ」なんだと思います。私を、そして多くの人たちを虜にした彼らしさが、この言葉の中にある。

私が何に泣きたくなったかというと「現役は、やっぱり一年でも長くやりたいと思っています。」この一文を、モリシの言葉として読めたことが嬉しかったから。一昨年には大河FC時代からの長いつきあいである1歳上の田坂さんが引退し、今年はとうとう柳本と並んでチーム最年長になってしまったモリシ。いずれはそんな時が訪れるのだと頭ではわかっていても、気持ちのどっかではそういう状況を整理しきれない、そんな自分がいます。モリシだけではなく、例えば同い年の名波のインタビューなんかを読んでいても、この辺の世代の選手はそろそろ自分の着地点みたいなところを探し始めているのが感じられて、どうにも淋しくて仕方がなかったりします。もちろん人間というのは歳を取っていくものだから、彼らがそのような考えを持つことは何ら間違ってはいないんだけど。

で、特に「モリシもいつかは・・・」と考えると、それはまだ想像というか妄想の域を出ないことであるにも関わらず、めちゃくちゃ泣きたくなってくるんですね。それだけに、今回のインタビューでモリシのこの一言が読めたことは本当に嬉しかった。

ご存じのとおり、この「止める蹴るしゃべる」は発売日翌日、つまり水曜には完全版がWebサッカーマガジンの方にアップされますので、立ち読みめんどいーとおっしゃる方はそちらもどうぞ。

ただ、これで話が終わってしまうとベースボール・マガジン社に対する営業妨害にもなりかねない(笑)ので補足。

もしもあなたがモリシヲタなら、このインタビューの表紙1ページのためだけに420円を支払っても損はしません(爆)ええ、まさしく私のことですが何か。近年には珍しく(?)ちゃんとひげを剃っているのでちょっと若返って見えますぞ。