チームマスコット好きな方にはぜひ知っておいていただきたい話

オリックスの島野修さんが退職(毎日新聞)

と聞いて「おぉ・・・」と感慨にふける人は私と同世代かそれ以上のはず。日本プロ野球界で2番目に早いマスコット、阪急ブレーブスの「ブレービー*1」の「中の人」だった方です(後にオリックスブルーウェーブの「ネッピー」の初代「中の人」もつとめました。)ちなみに最初のマスコットは日本ハムファイターズの「ギョロタン」だそうです。

選手としてはよい成績を残せないまま引退し、チームからの誘いもあってブレービーになったものの、当初は「お前、巨人のドラフト1位やろが!そんなとこで何やってんねん!」などと心ない野次を浴びてずいぶん悩まれたそうですが、居酒屋で偶然試合帰りの親子連れが「ブレービーがかわいかった、また見に行こうね」と話しているのを耳にして「あぁ、こんな風にマスコットを楽しみにしてくれるお客さんがいるのなら頑張ろう」と決意され、後には名物マスコットとしてその地位を確保するに至った方です。つまり、この方がいらっしゃらなければ、ロビーもパルちゃんグランパスくんベガッ太くんもなかったかもしれないし、いたとしてもあんなに愛嬌ある(笑)キャラになったかどうか。私にとっても「マイファーストマスコット」でした。

島野さん、本当にお疲れさまでした。お身体の具合がよくないとのこと、どうか1日も早くお元気になられますよう、心からお祈りしております。

*1:記事中では「ブレイビー」となっているが「ブレービー」のはず。