「ともにたたかい抜こう」

モリシとぴっくすのマサさんのモリシネタでないところにまたしても反応(笑)まぁ一応セレッソつながりではあるか。

えーとですね、確かに代表でもセレッソでもヨシトのテーマは同じ曲を使っていますが(つか、セレッソで使っているのを代表でも使うようになった、という順序ですが)歌詞が違うんです。歌詞が。

まず、代表版。


大久保嘉人
ラララララー大久保嘉人
ラララララー大久保嘉人
ラララララーラーララーラー(以下繰り返し)

まぁ、「ラ」ばっかりなのでわかりやすいです(笑)

続いてセレッソ版。


大久保嘉人
おれたちの誇りさ 嘉人
おれたちといこうぜ 嘉人
ともにたたかい抜こう(以下繰り返し)

この、歌詞のあるなしの差って、実はものすごく大きいと思うんです。類いまれな才能を持った、しかし精神的にはまだまだガキでしかもアホ(笑)*1それゆえに時には問題行動を起こしてバッシングを受けるが、基本的には素直なやんちゃ坊主。そんな若きエースへのセレサポの熱い思いが、この歌詞に凝縮されていると言っても過言ではない。

ですから、個人的にはこのセレッソ版の方を代表戦で歌ってほしくはないんですね。ちょっと前に2ちゃんのセレスレでも出てましたが「”おれたちのヨシト”と歌っていいのはセレサポだけだ」という意見には、もう深く深く同意してしまいます。まぁ、ウルトラスやJ連の人たちも、セレサポに気を遣ってわざと歌詞を変えたのかもしれませんが。





想像してください。



あなたが、あるチームの熱烈サポーターだったとします。ですがそのチームはリーグ戦終了とともに、数名の選手に戦力外通告を下しました。中には前日の試合でばりばりのスタメンフル出場だった選手もいます。チームの方針とか金銭的な理由とか、いろいろな事情はわからないでもないのですが、やはりさびしさはつのる。

そんな複雑な気持ちを抱えたままの天皇杯。もちろん、トーナメント形式のカップ戦ですから、負ければそこでおしまい。そしてそれは、長く親しんだあの選手たちとの別れをも意味します。

あなたのチームは、嬉しいことに準決勝まで進むことができました。あとひとつ勝てば元日決勝。まだ別れたくない。なんとかあと1試合。しかし相手は、世間では「強豪」と呼ばれているチーム。しかもあちらは、なんとチームの「顔」と言われていた選手が戦力外通告。モチベーションは全くの互角です。

試合は延長に突入しました。互いに死力を尽くして戦っています。しかしゲームは膠着状態。延長後半、残り時間もあとわずか。そんな時、チームの若きエースがボールを受けるとほとんど一瞬にしてそばにいた敵DFをかわし(運命的なことに、そのかわされたDFこそ、相手チームの「顔」だったあの選手でした)強烈なミドルシュート!わずかにアウトサイドにかかったそのシュートは、敵GKが必死の思いで伸ばした指先のわずか先を通り、ゴールネットに突き刺さりました。Vゴール!これであと1試合、あの選手たちとともに戦うことができます。彼らが、わがチームの選手として、元旦国立という大舞台を踏むのです。

若きエースは、寒空の中ユニフォームを脱ぎ捨て、チームメイトたちの元に駆け寄ります。もちろんもみくちゃで、誰が誰やらわかりません。嬉しい気持ちはわかるけど早くユニ着なさいって、風邪ひくから(笑)

そんなエースの応援歌が、師走の夕暮れ空に響き渡ります。

  おれたちの誇りさ

  おれたちといこうぜ

  ともにたたかい抜こう!





・・・ちょっとドラマティックに書きすぎましたか(恥)しかしまぁ「そういうこと」なんです。メロディがどうこうではなく、そこに彼と彼のチームを愛するサポたちの熱い思いがこもる時、この曲はキーの高低に関わらず、全てのサポの魂を揺さぶるのですよ。

ちなみに私は「モ・ニ・ワ!」がどうにも苦手です・・・いや茂庭が苦手なんじゃなくて(笑)あの、手で輪をつくって「ワ!」ってやるのがなぁ。

ていうか、聞いた限りでは、U23の代表戦で個人応援歌が歌われる(ことがある)のは茂庭、石川、そしてヨシトの3人だけなんですか?それもちょっとさびしい話だ。達也とか山瀬、松井あたりは絶対各チームで応援歌があるはずだから、教えてもらえばいいのに。それか、もう個人応援歌は一切なしで、選手の名前コールだけというのもありなんじゃないかと。

*1:もちろん、この場合の発音も「_ ̄」。