いよいよ来たか。

「川淵―ジーコ」緊急会談

もちろんこの会談で即(以下自粛)ということはないだろうけど、さすがの川淵会長も事態が予想以上に逼迫してきつつあることに気づいているようですな。

結局のところ、日本のサッカーファンの質をなめてかかってたんだと思う。02年の代表戦(W杯前も後も)のサポの雰囲気を見て、代表戦に足を運ぶサポの多くはW杯がきっかけでサッカーに興味を持つようになった、いわゆる「にわかサポ」だと勘違いしたんじゃないか?それは事実かもしれないし、事実ではないかもしれない。確かに、少なくともW杯後の2試合の雰囲気は、テレビで見ている限りはサッカーの代表戦というより「ジャ○ーズサッカー大会」って感じもしました(苦笑)

しかし、97年のジョホールバルを知るファンで、その後サッカーから離れた人というのはあまりいないんじゃないだろうか?あるいは、一時は離れていたけど、02年のW杯がきっかけで戻ってきた、というケースもあるでしょう。もちろん、ジョホールバルやフランスW杯を見ていなくても、その後のトルシエジャパンJリーグではまった人もいるだろうし。

また、いわゆる「にわかファン」に関しても、「にわか」がいつまでも「にわか」であるだなんて思わない方がいい。特に昨今はスカパーやケーブルテレビの普及のおかげで、国内はもちろん海外のリーグ戦を見る機会もはるかに増えた。欧州や南米各国リーグの試合が高レベルなのは当然といえば当然ですが(だからこそスカパーが放送してくれるんだし)またJリーグでも優勝を賭けた争いなどは、サポですらちょっと驚くような白熱した好ゲームになることが多い。そういうものを半年、1年の単位で見続けていれば、自然と目が肥えてくるもんですよ。

そういうファンに向かって、やれ自立がどうの、やれ黄金がどうのと言ったって、そりゃ通じないって。しかも試合やればやるほど内容がひどくなってるんだから。

それはそれとして、「(チーム内で)自由を追求しているのは、強国が実現する“管理からの解放”を日本に伝えるため」とかいう鈴木通訳のお言葉には、つっこむ気力すら失せますな・・・