餅vs餅

どう考えても「勝ち点1を取った試合」というより「取れるはずだった勝ち点2を落とした試合」だよなぁ・・・。

結果を分けたのは後半25分の土屋の退場。あれで柏がはっきりと「引き分け狙い」の方向に戦術を(そして選手を)固めてしまった。もしあれがなくて、押したり引いたりが続いていれば、たぶんどちらかに勝ち点3がついていたと思う。そんな試合。

悔しいなぁ、と思います。正直に。けど同時に、この試合内容と結果で「悔しい」と思えるってことに、それだけセレッソの状態がよくなりつつあるという事実には「嬉しいなぁ」とか思ってみたり。そうやん、ほんの10日前は「ウチだけ勝ち点0かよ・・・orz」とか言ってたのに、3試合で勝ち点7も取っちゃったよ!(笑)

思えばもう長いこと、守備のひどさを指摘され続けてきたセレッソ。そのセレッソが、曲りなりにとはいえ、組織として守れるようになってきた。この技術をもっとしっかりと、そして深く浸透させていければ。地味かもしれないけど、降格をあまり深刻に気にしなくていい程度まで稼ぎつつ半年ぐらいやり過ごして、「さぁ、もう大丈夫だ」というタイミングで本格的に攻撃に転じることができれば・・・そんな妄想に少しだけ浸ってみたい今日この頃(笑)

C大阪のFW西沢に待望の今季初ゴールが生まれた。前半4分、MF古橋のCKが密集のニアへ。西沢、柏DF土屋、GK南の混戦から落ちたボールがゴールを割った。土屋の頭に当たって吸い込まれたように見えたが「どこに当たったのか分かんない。頭、痛かったんで、土屋の頭ごと当たったのかも」と“疑惑”のゴールに、苦笑いだった。

ハーフタイムになって、ようやく西沢の得点と発表されたが「全員が重なってて分からなかった。アキ(西沢)が喜んでいたのでアキが触ったんだろう」と土屋は話した。

バウル(土屋)の頭をヘディングして無傷とは、アキもなにげにいしあたm(ry とか、でも確かにバウルの頭ってボーr(ry とか、そういうことはおいといて。


> アキ(西沢)が喜んでいたのでアキが触ったんだろう」と土屋は話した。

バウルも「アキ」って呼んでるんだ!(驚)

これは意外だなぁ・・・「アキ」って呼ぶのはセレッソの人だけで、外の人はみんな「ニッコ」だと思ってた・・・ていうか、バウルとアキって、どんなつながりがあるんだろう?

ところで、去年死闘を繰り広げた相手として、そして餅仲間として(笑)柏の出来がちょっと気になりました。んー、なんていうのかな。たぶんね、選手個々人が持っている技術を数値化したとして、柏のスタメン11人とウチのスタメン11人、それぞれの平均値を出してみると絶対柏の方が高いと思う。少なくとも、試合を見ていてそう感じた。にも関わらず、柏にボールを奪われて、そんでパスを回されても、あまり脅威を感じないのはなぜだろう。前へ(ゴールへ)向かっていく勢いが決定的に足りないんじゃないかな。セレッソの選手を「さばく」だけで満足してしまってるような感じ。

サッカーに「芸術点」があるならそれでもいい。だけど、そうじゃないからね。ボールを敵のゴール内に入れてナンボの競技だから。

セレッソも、ナビスコ杯の清水戦とか、あと大宮戦あたりまでは「前に向かう力」をあまり感じられなくてやきもきしたもんだけど、この試合ではけっこう感じられてよかった。アキが後半のけっこうな時間になってもものすごい勢いでボール追っかけてったり(結局間に合わなくてゴールラインを割ったけど)古橋の強引な体勢でのシュートとか。そうそう、そういうのを見たかったんだよ!

あと・・・あぁ、もういいよね。言っちゃうよ!?最近の久藤ちゃん、ほんますごいよ!左の是が上がる分、上がりはやはり控えめだけど、でも控えながらもちゃんと攻撃の核になってる。そしてもちろん守備にも貢献してる。

個人的に特に好きなパターンがありまして。DFラインとかボランチから久藤ちゃんにボールが渡る→ラインをぎりぎり割らないように右サイドのスペースへ→モリシが右に流れてきて受ける→モリシがいた場所に久藤ちゃんがするりと移動→ワンツーの形でモリシからパスを受け、PA内へ→アキor古橋が受けてシュートへ!この一連の流れ、何度見てもワクワクする。

次は浦和戦か。もちろん厳しい戦いにはなるだろうけど、去年の2ndのような「どうしようもない感」漂う試合にだけはならないと思う。私はお留守番ですが(泣)

そういえば、是国王陛下におかれましては、この試合ではカードをもらわずにいてくださり、誠にありがとうございます。おかげさまで「駒場のピッチに立つ是様」という、いろんな意味で期待の持てるシチュエーションが実現されることになりました。あとはくれぐれもお怪我なさらぬよう。いったんサイト名は戻しましたが、いつでも準備はできておりますので(笑)