「師匠」のいる幸福

で、そんなモリシのコラム記事毎日新聞)。シチトウさん、掲示板にて情報をいただき、ありがとうございました。ちなみに、この記事をとった「佐藤岳幸」という記者さん、どうやらセレサポ、とまではいかなくともかなりセレッソ好きなようで、02年の昇格直後には、大阪市内版のみとはいえ実に一週間に渡ってセレッソの選手・監督からのインタビューを連載したという実績を持つ方です。

とりあえず、コラムのタイトルが「学校と私」でありながら、内容は大河FC時代のコーチと監督の思い出ってそれ学校ちゃうやん(笑)という話なわけですが。まぁ、モリシだからなぁ(苦笑)文章を読んでてなんか違和感があるなぁ、と感じたのは、一人称が「私」だからなんですね。モリシドットネットのメッセージとか、あと先日のサカマガインタビューでもそうでしたが、モリシが自分のことを語る時は「僕」が多いのですが、これはコラムということでちょっと違うのかな。モリシは広島出身だから、地元に帰ると「わし」とか言ったりするんだろうか。全っ然似合わん(爆)

それはさておき。

ある日の試合後、私を呼び出した別府さんはこう言いました。「チームリーダーはどんなことがあっても仲間に文句を言ってはいけない」。普段とは違った怖い顔でした。

その日の試合中、私は動きの悪いチームメートを怒鳴りました。「サッカーはチームプレーが大切だ。思い通りにならなかったら、自分が悪いと思うのがリーダーというものだ」と諭されました。

ほら、ね。いいか悪いかは別として、日本人の指導者というのはこういう感じなんですよ。これは、「サッカーを教える」ということを、単なるスポーツとしてとらえるか、それともサッカーというスポーツを通した人間形成の一環ととらえるかの違いなのでしょう。

今でもシーズンオフにチームと契約更新した日には、必ず浜本さんに連絡します。「また1年、サッカーが出来ます」と。すると「そうか良かったな。思い切ってやれ」と言ってくれます。その言葉をもらうたび、「よし頑張ろう」と思うのです。

なんて律儀なんだ!というべきところかもしれませんが、それはむしろモリシにとって大切な儀式なのかもしれない。「初心に返る」って、口で言うのはたやすいけど実際には難しいことですもんね。

これからも、モリシが毎年浜本さんに連絡を入れることができますように。