まさかワイドショーであの方の名前を見るはめになるとは(苦笑)

よーし、マサさんより先にこの話題に触れちゃうぞー(笑)てことで、昨日の朝、ごく一部の人たちを驚愕させたこの熱愛発覚報道

「え?松たか子の熱愛?そんなもん今までにもあったじゃないの、何を今さら」とおっしゃる方が大半でしょう。しかし違うのです。「ごく一部の人を驚愕させた」と先ほど書きました。そう、問題はお相手の方なんです。

佐橋佳幸

8〜90年代の日本のポップス(当時はJ-POPなんて通称はなかった)に親しんで来た人なら、まず間違いなく彼の音に触れているはずです。名ギタリストにして名作曲家、名プロデューサー、そして名(迷?)トーク(笑)と様々な魅力を持つ人。ちょっと大きなCDショップに足を運んで、日本のポップスのCDを、目をつぶって10枚選んでごらんなさい。少なくとも2、3枚のCDにはどこかに彼の名前が刻まれているはず。説明するのに一番有名なところを出してみよう、と思って、その「一番」が決められないぐらいに素晴らしい仕事にたくさん関わっていることに気づきました。えーと、例えば、小田和正の「ラブストーリーは突然に」のギター(イントロのあの♪チャカチャーン! を提案したのは佐橋氏だそうです)あるいは藤井フミヤ「TRUE LOVE」の編曲とギター。雷波少年の企画でSOMETHING ELSEをプロデュースしたのも彼です。

私が彼のことに詳しいのは、私がかれこれ10年以上に渡って聴き続けてきた(そして今も聴き続けている)女性アーティストがいまして、デビューから数年間はレコーディング・ライブともに彼女の右腕的存在だったのがまさしくこの佐橋氏だったからなのですが。その後、もともとかなり興味のあったある男性アーティストのライブにも彼が参加すると聞いて、思い切ってライブに行ってみたらものの見事にハマってしまい、今ではその人のライブにも足を運んでいます。私にとって「音楽を聴く耳」を開かせてくれた、そのひとりは間違いなく佐橋氏です。

とはいえ、まぁそういう業界だから仕方ないのでしょうが、彼に関しては女性に関する噂も時々は耳にしておりました。決して不誠実なつき合いをしているということはないと思いますが、「彼が女性アーティストをプロデュースした時はとりあえず疑っとけ(笑)」的な話も聞いたことがあります。

ただ、これは彼の名誉のために声を大にして言っておきますけど、決して某有名プロデューサー氏のようないい加減なことはしてませんでしたよ!(笑)恋人(と目される女性アーティスト)であっても、そうでないアーティストであっても、彼は本当に素晴らしい仕事をしています。

で、今回の件ですよ。松たか子。私、最初のツアーも去年のツアーも行きましたよ。半分以上はライブのバックメンバー目当てで(笑)佐橋氏をはじめとして、ほとんどが日本でも超一流とされる、それこそ「知る人ぞ知る」名ミュージシャンたちが集まっていて、あえて誤解を恐れずに言えば「歌がなくてもお金を出す価値がある」(笑)ほどの演奏を楽しむことができました。もちろん、彼女の歌声も十分魅力的だったのですが。

とはいえ、しょせん、と言ってしまってはなんですが、彼女は「歌手」とか「アーティスト」とか言うよりやはりまず「女優」と言う方が正しいでしょうし、まぁネームバリューはすごいですから、アルバムのプロデュースに関わっていたとしても全く不思議ではないのですが、これほどの超有名ギタリスト、すなわちあちこちのアーティストさんから引く手あまたな人が、そのハードスケジュールをかいくぐって、2度もツアーに参加したとなれば、もう彼をよく知る人には「ははん」って感じですよね(笑)一方、たか子嬢の方も、「山弦のCDをよく聴いている」なんて発言したりして。山弦は、確かにめちゃめちゃとんでもないテクを駆使して、しかも非常に聴き心地のよい音楽をつくりあげているとは思いますが、でもやっぱりあまりメジャーではないですよね。その山弦の名前をわざわざ出してくるあたりにも「ほー」と(笑)

まぁ、16歳の年の差カップルとか言いながら、佐橋氏自体がけっこう若く見える人ですし、何よりも仕事が仕事ですから、それほどのジェネレーションギャップってやつは感じないでうまくつき合えるんじゃないかと思います。むしろ心配なのは佐橋氏の方でして・・・くれぐれもお父さん*1が口出しして来ないよう願いたい(苦笑)ひとまずは、お幸せに。

しかし何が悔しいって、今後「佐橋佳幸」という人を説明しようとした時「小田和正の・・・」とか「藤井フミヤの・・・」とか言うより先に「あぁ、松たか子の彼氏ね」って言われるんだろうな、と思うと・・・(苦笑)

*1:言わずと知れた、松たか子嬢のお父上である松本幸四郎氏のこと。