・・・絶句

今日、仕事の後で友人とゴハン食べに行ったんですけど、串カツ屋で、ふたりで12,000円超えってどうなのよ(汗)あー明日からしばらく節制せねば。

いや、本題はそっちではなくて(笑)その友人と待ち合わせるのにちょっと時間が空いたので、ひっさびさに書店に行ったんですよ。んであれこれ見て回ったあげく、一冊も買わずに出てきたわけなんですが(苦笑)その時に、新井素子の「ブラックキャット」シリーズの最新刊というか最終話「チェックメイト」(ISBN:4086003619(前編)、ISBN:4086003627(後編))が出てるのに気づいてもうびっくり。うわ、素子さんこのシリーズまだ続けてたんだ!第1話を私が読んだのはもう10数年前のはずなのですが。Amazonによると、2003年12月に出版されたようです。全然気づかなかったなぁ。

で、どれどれと思って手にとってみました。

なにこれ!?

・・・↑のAmazonのページには表紙の写真が載ってないので、参考までに、過去3作の表紙をご覧下さい。

1作目「ブラックキャット」(ISBN:4086106302
2作目「ナイト・フォーク」(ISBN:4086107775)←私が読んだのはここまで
3作目「キャスリング」(ISBN:4086140160(前編)、ISBN:4086140179 (後編))

とてもじゃないけど同じシリーズとは思えねぇ・・・orz もちろん私が見た4作目の表紙は「キャスリング」と同じような感じです。もちろん今の時代に1作目2作目と同じようなデザインの表紙じゃ全くインパクトに欠けるのも事実なわけですが・・・コバルト文庫ってもう、私が読んでた頃とは全く違うものになってしまったんだなぁと実感。

で、この時点でかなりショックを受けつつも、一応ぱらぱらと立ち読みなんぞしてみたんですが。

・・・読めない(汗)

いや、もちろんアラビア語で書かれているわけではないのですが(笑)なんというか、素子さんの文章って独特の「素子節」みたいなのがあって、それについていけなかった。あ、いや、ちょっと違うな、「コバルト文庫での素子節」についていけなかったんだ。「チグリスとユーフラテス」(ISBN:4087474402)なんかは普通に読めましたもん。

そりゃまぁ、この歳でコバルト的な文章を嬉々として読んでてもそれはそれでちょっとアレですけど(苦笑)でも、私がはじめて明確な意志を持って「この人の作品を読もう」と思ったのが新井素子さんで、しかもそれはコバルト文庫の作品だったんですよ。たしか「扉を開けて」(ISBN:4086107554)だったかな。今はどうなのか自分ではわかりませんけど、10代の頃に私が書く文章(手紙とかね)って、もろに彼女の影響受けまくりでしたよ。その私が、新井素子さんのコバルト文庫の小説が読めない。まさに「隔世の感」という感じでした。

とはいえ、あの話の続き、確かに気になっているんですよね。どうしようかな、やっぱり頑張って読んだ方がいいのかな。「キャスリング」から買わないといけないから合計4冊になるけど。

ところで、Amazonで「キャスリング」の出版日をもう一度見てみる。「1994/12」とありますね。

9年!

いやーさすが「遅筆」で鳴らした素子さんだわ(笑)いや、この場合は9年もの間、しつこく「続き書けー続き書けー」と言い続けた編集者さんグッジョブ!てとこですか(爆)

よし、決めた。「コバルト」との正式な決別の儀式の意味も込めて、読もうっと。

まずは給料日を待って・・・(苦笑)